孤独の登山。

 

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。

あっという間に1月が終わってしまいましたね。

過ぎゆく時間をゆっくりと進ませるには思い出作りが必要なのです。

 

ということで先日はお暇をいただきまして、高尾山に行ってまいりました!

比較的難易度の低い登山コースで、お屋敷のある豊島区からも比較的近うございます。

去年は富士山も登っておりませんし、舞台も控えておりますのでトレーニングにトレッキングはもってこいでございますね!

 

山小屋を降りてから街へ出て鉄の馬車に乗り「高尾山口」という駅までやってまいりました。

 

綺麗な駅でございますね。

登るのは私一人でございますが、一緒におりますのはアクリル能見でございます。

私は未だ自身のアクリルスタンドがございませんので相方に出演していただきました。

ただ、お嬢様には景色をお見せしたいので、今回手元は全部ボケております。

能見さん、ごめんなさい。

 

駅を出ると小さな商店街に出ました。

小規模ながらも整った街並みでございます。

登山シーズンであればもっと活気づく街並みなのでしょうが、現在はちらほらと観光客が訪れるのみでございました。

少し進んでゆきますとケーブルカー乗り場があり、いよいよ高尾山の入り口にさしかかってまいります。

山頂までは徒歩だけでなくケーブルカーでも行けるのですね!便利な世の中でございます。

だが!私は文明の利器に頼りはしない…っ!

身体を鍛えるのが目的のひとつでもございますし、富士山も登頂しておりますので!

そういうわけで登り始めてまいります。

天気は快晴。時刻は10時過ぎでございます。

5分もすると、すぐに息が切れてまいります。

今回も余裕で登れる、というわけにはいかなさそうでございます。

こうした人工の施しがなされているのは誠に有難いことでございます。

日々尽力していらっしゃる地元の方々に感謝でございますね!

 

そうこうしているうちに「稲荷山展望台」に到着いたしました。

開始から30分強でしょうか。

展望台からは既に見晴らしの良い景色が広がっております。

……ヘビなんか出るのか…

そこからずんずんと登ってゆきます。

地面をよく見ると霜なのか昨日降った雪なのかわかりませんが、少し凍っておりました。

1時間ほど経った頃でしょうか。

登山客とはぽつりぽつりとすれ違うぐらいだったのが、にわかに賑わってまいりました。

開けた場所に辿り着くと人が多い!

   

高尾山登頂成功です!

遠くには雪をかぶった富士山も望むことができる眺望でございます。

いやぁ低難度とは聞いてはおりましたが、こんなにも短時間で登頂できるとは思いませんでした。

いい運動になったなあ。

 

………

 

……

 

…ん?

…ほう。奥高尾というものがあるのか。うーむ、陣馬山とやらまで5時間半か。

自分は歩くペースが速いから、日の入りまでには間に合うだろう。

時間もまだ12時を回っておりません。余裕だな。

私は奥高尾へ向かって歩を進めました。

高尾山から少し下って、次の山へ向かって登ってまいります。

先ほどより整備されていない山道になってまいりました。

少しだけ見え隠れしていた霜の割合も増えてきた感じがいたします。

決して多くなかった人通りも更に減ってまいりました。

 

しばらく歩くと再び開けた場所に出てまいりました。

「小仏城山」の山頂でございます。時刻は13時頃。

「こぼとけしろやま」と読むのか…。

写真ではわかりづろうございますが、先ほどより標高が高く気温が低いです。

山頂に天狗様がいらっしゃいました。

背景には夏場は栄えているであろう休憩所がございます。

現在は閑散としており、廃墟さながらでございました。

一通り山頂の様子と絶景を眺めた後、先を進んでまいります。

ここから更に荒れた道でございました。

だんだん歩きづらくなり、進行スピードも落ちてまいります。

少しの距離で体力を削られる行程となってまいりました。

日が当たらない場所は地面が完全に凍っている…!

前人に踏み固められ、所々で足を滑らせてしまいます。

こんな所で転んだらケガしてしまう!あと誰も見ていないけど格好悪い!

少しずつ慎重に登坂してまいります。

 

景信山という山の山頂に達しました!時刻は14時過ぎでございます。

いくつもの峠を越えて、もう何個めの山頂でしょうか。

高尾山からは標高も大分上がり、高尾山から200mほど高い位置におります。

あまり休憩らしい休憩を取っていないのでそろそろ疲れているような気がいたしますが、ひと休みするにも気温が低い!先に進むといたしましょう。

ここまで来ると人影もほとんどございません。

また少し下ってから登っていきます。

 

…先に申し上げておきますと、ここから写真はほとんどございません。

体力が尽きてしまいました。

まだいけると思っていたのですが、急に足が上がらなくなってしまったのです。

自分でも信じられないぐらいに急激に。

下山しようにも周りには人もおらず、静かな木々だけ…。

気が付けば耳が痛くなるような静寂の中にひとりぼっちでございます。

助けを呼ぶこともできません。

さっきの景信山で下山できたのに降りておけばよかった…。

と後悔いたしますが、途中まで来てしまったので戻るも地獄でございます。

標高も高く、気温が低いですし、地面は凍てつき、ぬかるんで足を取られます。

もはや進むしかない…!

私は歩を進めましたが時速1kmほどのスピードしか出ませんでした。

しばらくすると切り株がたくさんある開けた場所に出ました。

ご覧の通り、雪が解けないほどの気温ではございますが、本日は幸い快晴でしたので日光を浴びることはできる!

私はたまらず切り株に座りこんでしまいました。

 

数十分へたり込んでからでしょうか。

図らずも体力が微塵ながら回復したような感じがいたしました。

時刻は16時前。日の入りまでに下山しないと死んでしまうかも…。

何を調子に乗っていたのか…。恥ずかしいやら情けないやらでございます。

足を引きずりながら、少しずつ進んでまいりました。

16時を回った頃。下山道を発見いたしました!

後で知ったのですが、ここは「明王峠」というポイントだったそうでございます。

これも写真だとわかりにくいのですが、人が通る道とは思えないほど急勾配なのです。

もうすぐ日が暮れてしまう!

体力の限界を感じつつも、真っ暗になると余計に危ないので慎重に急ぎます。

元の標高が高いので麓までが長い…。

気が遠くなりそうでしたが1時間ほど降りたところ

人の住処が見えてまいりました!本当によかった!

遭難するかと思ったのでひと安心でございます。

この時点で17時前。日が暮れていたら危なかった…!

 

富士山には登りましたが、5合目から登頂したに過ぎません。

調子に乗ってはいけませんね!

ここからは1時間に1本のバスに乗り、温泉に入ってから山小屋へ帰りました。

 

ゴールの陣馬山に到達するには、あと2時間頑張らないといけないそうです。

私は大変悔しい!いつかはリベンジを果たしとう存じます。

長文の私事になってしまいましたが、久々の遠出でしたのでご容赦くださいませ。

それでは本日はこれにて。