六月のススメ

 

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

フットマンのみならず近頃は、
紅茶係を務めることも多くございました。

ある時隈川がメンバーアカウントにて、
「使用人として茶葉と向き合う時間も大切」
といった旨のことを申し上げておりまして、
なるほど確かにと共感いたしました。
お傍にてお仕え出来ない寂しさはございますが、
それ自体は使用人の本質でもあるなと感じたからです。

まだまだ不得手な部分も多いのですが、
近頃新しい気付きも得まして、
更に研鑽を積むことが出来ればと考えております。

皆様にもタイミングございましたら、
ご感想やご意見を賜りたく存じますが、
召し上がっていただいている際にお伺いするのは、
残念ながら難しゅうございますので、
ギフトショップやティーサロンにて、
お伝えいただければ非常に嬉しゅうございます。

さて閑話休題、ここからはヴァンドゥールとして、
今月のお菓子のススメを紹介いたします。

睦月のCK、藤堂のピーナッツバタータルト。
はたまた金澤のカフェオレロールケーキ、隈川のポーラソイラテムースでしょうか。

……勿論、これらも素晴らしゅうございます。ですが、考案した本人が語りたいこともあるかと存じます。
ですので、私からは意外なお品を一つご紹介出来ればと。

「コーンポタージュフィナンシェ」

何だそれは。
そうお思いになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

当家パティシエの作るフィナンシェは、
非常に美味しゅうございまして、
最近ですと、ゆきどけフィナンシェですとか、
アレキサンドライトフィナンシェなど。
皆様にも大変ご好評いただきました。

そんな流れのこのお品。
実は、大旦那様肝煎りのお品でございます。

私も最初にお伺いした際には、
まず驚きが先立ちました。
焼き菓子と合わせる
イメージがなかったというのが、正直なところです。
庶民の駄菓子には、たまに見かけることがございますが、
皆様にお届けするお品としての
想像がつかなかったのです。

ただ私は、非常に面白そうで、興味深い。
と同時に感じておりましたので、
完成したというパティシエの知らせを受け、
少しいただいてみることにいたしました。

結論から申し上げます。
【非常に美味でございました】

最初の一口目。
私は、あのコーンポタージュの濃厚さ。
こっくりとした甘みと後に広がる塩気のある、
特徴的な味を想像しております。

しかし意外にも、さほど強く感じません。
むしろシンプルなバターフィナンシェにも似た味わいでございます。
ですが、それだけでは勿論なく。
より強く濃厚なバター感がございました。

なんとあれ程印象の強かったコーンポタージュは、
見事な引き立て役として機能しておりました。
ただ少し寂しさもございました。
強いインパクトを感じたかった。
いつしか私は、そんな気持ちになっていたようでございます。

――その刹那。口内に広がるのは、あの塩味。

皆様、おりました。
コーンポタージュはおりました。
そしてもう一口食べようと考えた時、
フィナンシェはもうありませんでした。

「的場さん、もう一つください」
「駄目です」

お目汚し失礼いたしました。
勿論お好みはあるかと存じますが、
是非お試しいただきたい一品でございます。

勿論、
先月からご用意させていただいております、
私の「チョコクッキー」。
同じくヴァンドゥールでございます、
明石考案の「白イルカのクッキー」。
これらもまだまだご用意しております。
合わせてお召し上がりいただければ、幸いでございます。

来月のお菓子も今から楽しみでございます。
もしかすると、それ以外にも楽しいお知らせが出来るのではと、
私予感しております。

ご期待いただければと存じます!
またギフトショップでも、お戻りをお待ちしております!

才木

Are you enjoying school?

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

遂に当ギフトショップにて、
Halloween Fair 2022が始まりました。
お楽しみいただけておりますでしょうか。

今回大旦那様に仰せつかり、
私が中心となって考えさせていただきました。
勿論例によって的場や桐島の助力もあり、
こうして何とか形にすることが出来た次第です。

さて今回は「school」ということで、
使用人達に学生服を着てもらい
撮影を行いました。

私といたしましては、
執事歌劇団第十一回公演
「Bitter Sweet Boys~エリート生徒会と使用人候補生~」の
イメージを借りて、製作いたしました。
ある意味では二次創作であり、
ティーサロンのメンバーを使った壮大な学パロとも言えるかも知れません。

ですのでフェア全体を、
一つの物語としても楽しんでいただけるようにと考え、
お作りいたしました。

さて!そんなフォトブック!
見どころをご紹介いたしましょう!
(堅苦しいのはここまでです)

①沢山の文章

フォトブックなのに!
文字がいっぱいあります!

設定資料集のようなイメージで、
様々な要素を散りばめてみました。
想像を膨らませる種にしていただければ。

拙いものではありますが、
私の書かせていただいた
ミニストーリーのコーナーもございます。
こちらは、ほぼ私の趣味です。
(※大旦那様に許可は取りました)

②個性豊かな写真

フォトブックといえば!
ブロマイドにはならないような、
楽しい、愉快な写真も載せております。

今回は【卒業アルバム】のイメージで、
オフショットページを製作いたしました。
学生感楽しんでいただければ幸いです。

③ペーパースタンド

使用人一人一人の立ち姿の
お写真を切り取って遊べる
ペーパースタンドのページを
ご用意いたしました。

スマホカバーに入れてもよし、
栞にしていただくのもよろしいかも。

スタンドとして飾られる場合は、
ペンなどを重しにしていただくのが
よろしいかと存じます。(見本は明石です)

前半のフェアもまだございますし、
後半にも続いてまいります。
また20日からは配信もごさいますので、
是非合わせてお楽しみくださいませ!

以上!
才木からのフォトブック紹介でございました。

ご感想などまたお待ちしております。
ディーサロンやギフトショップで
色々お聞かせくださいませ。
では。

才木

 

様々なご報告

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

皆様も既にご覧いただいたと存じますが、
この度、豊島区が主催いたしますおはなしの会に
的場・桐島と共に大旦那様からの命を受け、
参加することになりました。

「何故?」とお思いの方も多いと存じますが、
それは私たちも同じ気持ちにございます。

勿論一同楽しみにはしております。
皆様にご報告出来ることを心待ちにはしておりました。
ただ自分たちに何が出来るのかと考えますと、
夜も眠れない気持ちで一杯なのは、
三者三様有れど変わらないものではないかと存じます。

ですがここ二年近く、
桐島と的場と共に皆様に楽しんでいただく為に
色々なことを思案してまいりました。
日頃からこのような催しを通じて、
皆様に奉仕しております歌劇団の面々と
より近くで何かに携われるこの機会は、
我々がより皆様に楽しんでいただけるよう考える中で、
プラスになるものなのではと考えております。

緊張や戸惑い、
我々がこのような場をいただいてよいのか。
という気持ちは抜けきれないところではございますが、
折角の機会ですから私達らしく楽しむことも忘れず、
いい学びを得ることが出来ればと思っております。

堅苦しいことを申し上げましたが、
楽しんでいただけるように頑張ってまいりますね!

どんな作品をお届けできるのかも
本好きとしては楽しみにしております。
童話でしたら宮沢賢治や小川未明もいいですし、
大旦那様が許すなら江戸川乱歩の短編もいいですねえ。
私としては芥川龍之介の河童が好きなのですが、
些か朗読向きではない気もいたします。

勿論王道の日本昔話のようなものや、
グリム・アンデルセン・イソップなどの海外童話。
可能性は無限大でございます。

結局のところ、十二分に楽しみにしております。

――

話は変わりますが、
「執事たちの休日 ~ゲームパーティー編~presented by 時任」
が7/2(土)に発売となります。

時任が中心ではあるのですが、
私や的場も共にあたためていたお品を
ようやくお披露目できることになりました。

長くなりますのでこちらに関しては、
ティーサロンにてお尋ねくださいませ。
何はともあれ皆様のお目に触れるのが非常に楽しみです。

七月も是非お楽しみくださいませ。
(私的にはまだ色々あるので、どうぞお楽しみに)

才木

シバロアの続編

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

近頃は、
季節の変わり目を強く感じるところです。
行ったり来たりの天候に
振り回される毎日でございます。

さて昨月下旬からギフトショップでは、
「シバロア リターンズ」をご用意しております。

さくらんぼをベースに
さくらんぼのお酒「キルシュ」で
アクセントをつけた、
司馬のババロアでございます。

味も勿論美味しゅうございますが、
このネーミングには
壮大なハリウッド大作や
ふざけたB級映画の続編を感じます。

先日気の早い話ですが、
シバロア第3弾がありましたら
どんなネーミングにするかなどと、
司馬と話しておりました。

「覚醒とか夜明けもいいんじゃないかなぁ」
「いいですねー帰還とかもよいのでは」
「レボリーションズとかね」
「あ、僕思いつきましたよ!」

私的NO.1は「インフィニティ」でした。
皆様のご意見も是非お伺いしたいところです。
シバロア是非ご賞味くださいませ。

では。

才木

幸運のお守り

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

今月は使用人四人によるチョコレート
「Lumière ~ルミエール~」を
バレンタインの時期に合わせてご用意いたしました。

来月はヴァンドゥール四人による、
「Benoit ~ベノワ~」をご用意いたします。

フランス語の古語で言うところの、
幸運という単語です。
使われることのあまりのない古い言葉を
貴方へのお守りとして。
言葉を重ねるわけではなく、
ただ幸せをお祈りしているこの気持ちを、
お贈り出来ればよろしいかなと。

柄にもなく洒落た言葉を並べてみましたが、
チョコレートの紹介もいたしますね!
他のヴァンドゥールのものは、
それぞれがご紹介するでしょうから、
私は私のチョコレートを。

今回は甘いチョコというのが頭にありまして、
ミルクキャラメルチョコレートをベースに。
当家・菓子の番人的場からのアドバイスで、
ロッシェという形を取りまして、
フィアンティーヌとアーモンドキャラメリゼを練りこみましたので、
予想よりは召し上がって
いただき易い甘さに仕上がっております。

他の3人のものより見た目が地味なのと、
どこぞのクランチチョコを思い出す
風貌をしておりますが、
美味しいのは間違いありません。
是非お召し上がりくださいませ。

いよいよアニバーサリーの時期も
近づいておりますので、
こちらもお楽しみくださいね!

ところで近頃よく思いますのが、
ヴァンドゥールとしての印象を
もう少し濃くしたい、ということでございます。
大旦那様にも少しお願いしてみましょうか。

才木

明石太郎先生へ

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でこざいます。

気づけば年が明け、
瞬く間に一月も終わりにございます。
今年も沢山のことに
挑戦していければと考えております。
お付き合いいただければ、幸いでございます。

さて、年末のカウントダウン配信では
明石太郎先生脚本のコントを
明石と共に披露いたしました。

二人で考えた部分も多少ありますが、
殆どそのままに行いましたので、
皆様にも氏の奇才っぷりを
存分に味わっていただけたのではないかと。

明石も練習を繰り返す内に、
こだわりが増してきたようでして、
あーでもないこーでもないと
多くの時間を費やしました。
とはいえ専ら何が悪かったという訳ではなく、
自信の持てない明石を私が
鼓舞しているのが大半ではありましたが。

「これで大丈夫なんですかねぇ……」
「大丈夫だよ! 自信持て!」

のような。

その甲斐あってか、
皆様からお褒めの言葉を多くいただき、
非常に嬉しゅうございました。
ありがとうございます。

是非またと思いますが、
全ては明石太郎先生次第であります。
もしよろしければ明石を通して、
励ましのお言葉を賜れればと存じます。
その暁には、先生の筆が乗りまして、
新作をお届けする機会が早く訪れるのではないかと。

ギフトショップにてお仕えしている加藤もそうですが、
ヴァンドゥールの後輩達は特に、
独特の感性を持ち合わせておりますね。
言葉を交わす程にその面白さが増し、
彼らが何を考えているのか知りたくなります。

ギフトショップにお立ち寄りの際は、
お嬢様方もお声がけいただければと存じます。
私も彼らが表舞台にて、
その才能を発揮出来るよう精進して参ります。
お楽しみになさってくださいませ。
何がよろしゅうございますかね。

加藤は今後探っていきたいところでございます。
明石はお魚選手権でも開催すれば、
出場してくれるでしょうか。

私は、猫も女装もあれですが、
ペンギン選手権でもあれば参加したいものでございます。

本年もよろしくお願いいたします。

才木

今年も終わり

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

winter fairも始まって久しく、
お配りする写真も後半へと切り替わりました。
いよいよ今年も終わりという感覚を
ひしひしと感じるところですが、
皆様フォトブックはご覧頂けたでしょうか。

今回は的場と桐島と共に
趣向を凝らしたクリスマスフォトブック。
テーマは「日常」「アンニュイ」といったところで、
楽しげなパーティーと言うよりは、
クールな、
普段はあまりお見せすることのない
使用人達の姿を楽しんでいただけるよう
お作りいたしました。

特典のDVDでは、
使用人達が「クリスマスの思い出」を
語っております。
私と的場で再びインタビュアーを務めまして、
和気あいあいとした内容になってございます。

また大旦那様からお許し頂き、
私と的場のこぼれ話的な
対談ページも収録してございます。
来年に向けて様々なことを計画しておりますが、
まずはこちらをお楽しみ頂けますと幸いです。

今年はヴァンドゥールとしてお仕えを始め、
近頃はあまりギフトショップで
お会いすることは叶いませんが、お声が掛かれば、
いつでも皆様にお仕え出来るよう、
日々勉強しております。

またギフトショップにおいても、
お戻りをお待ちしております。
来年もよろしくお願いいたします。

……

八幡のクレープボックスも、
大変美味しゅうございます。
是非お召し上がりくださいませ。

才木

紅茶のススメ

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

先日ティーサロンの日誌を読んでおりまして、
百合野の紅茶の入れ方についての話が
使用人としてもとてもいいものだなと感じました。

私もギフトショップのヴァンドゥールとして、
またティーサロンにて紅茶係を拝命する一使用人としても、
皆様に紅茶の入れ方というものについて
お話させて頂くことも多くございます。

素晴らしい入れ方というものもあるかと存じますが、
的場などがよく申し上げるような
水出しアイスティーにしてしまうというのも
手軽でよろしゅうございますね。
家庭用の一リットル程度のボトルに、
底が見えなくなる程度(グラムとしては通常の2~3倍)を
使用して半日程度放置するだけです。
茶葉をこすのが面倒な場合は、
手に入りやすいお茶出し用のパックなどを
ご使用いただくのもよろしいかと存じます。

とはいえ寒さが増す季節にございますから、
ホットティーを楽しまれたい機会も多いと存じます、
茶葉入りで味を調整するというのは、
百合野がご提案しておりました。
ですので私が紅茶を入れる際に
最低限気を付けていることなど、
認めさせていただければと存じます。

===

1、茶器を温める。

ティーサロンにおいては専用のウォーマーを使用しておりますが、
ご別宅では、簡単に湯通ししていただくのがよろしいかと存じます、

ティーカップやポットに少量のお湯を入れてから、
茶葉の計量に取り掛かりましょう。
軽量後にお湯を捨てていただければ、
程よく温まっていますので、お湯は捨ててください。

紅茶の抽出の適温は、
出来るだけ100度に近い、沸騰したてのお湯と言われます。
茶器を温めることで、あまりお湯を冷まさず抽出出来ますし、
より温かいままで紅茶をお召し上がりいただけます。

余談ですが、この抽出の際の湯温には諸説あります。
使用人間でも意見の分かれるところでして、
使用する茶こしも温める者もおりますし、
抽出時にティーポットにコージーを被せる者も。
修業時代に教官から聞いた話によると、
やかんからティーポットにお湯を注ぐその間にも、
湯温が下がるという考え方もあるそうです。

紅茶というのは嗜好品でございます。
こだわりも人それぞれですし、
ある意味それも楽しみ方の一つでもあります。
興味あれば、色々とお試しください。
(締めのようですが、まだ続きます)

(1.5、沸かしたてのお湯を使用する)

何を隠そう一番面倒(と私は思います)。
この沸かしたてのお湯というのが曲者で、
可能であればやかんを使うのが適切です。

湯を沸かすことで、
程よく水に空気を含ませる目的があるという点。
沸かし過ぎも厳禁なので、
調整がしやすいという点で、やかんがベターです。

(これもステンレスのやかんのほうがいいだとか、
 少し使って馴染んだものがいいですとか、
 色々なことを言う人がいますね)

またこれは百合野も申しておりましたが、
水の鮮度も大事であるという点。
入れる直前に汲んだ水を沸かして、沸かし直しはしない。

先程から申し上げている湯温100度に近い状態は、
「グラグラと煮立った状態」のことを言います。
より正確に言いますと、
5円玉超の大きな気泡がぼこぼこと
浮かび上がってきている状態を指します。

ですが今の世の中電子ケトルなど、
便利なものもありますし
使っていただいてもよろしいかと存じます。
私も部屋で飲む時は、もっぱら頼りにしております。

面倒な入れ方は、
私も含めた紅茶係を務める使用人たちに、
お任せいただいてもよろしゅうございます。
ですので、「1.5」にさせていただきました。

2、茶葉の計量と湯量と抽出時間。

紅茶協会のすすめでは、
茶葉を抽出する場合
【5g/300ml/3分】とされています。
細かいことを申し上げますと
茶葉によって様々あるのですが、
概ねこの通りでよろしゅうございます。

ハーブティーは個々の違いが
茶葉以上に多くございますので、
難しい部分がございます。
ご興味あれば、お尋ねください。

この【茶葉の計量・湯量・抽出時間】が、最も大事です。
これさえ押さえていれば美味しく入ります。
他の部分は、より美味しくする為のものです。
(特に「こだわり」と申し上げているのは
 100点により近づける為のもの)

茶葉の計量について、はかりがあればいいですが、
なければティースプーンで2.5杯弱。
(山盛り2杯と少しです)
目分量なので何度か入れていただいて、
丁度いいあんばいをお探しくださいませ。

湯量に関しては、
一度300mlを計ってティーポットに入れてみてください。
注いだ際の大体の水位が分かりますので、
以降はそれを目安にお試しくださいませ。
実際の湯量は茶葉を含みますので、
お湯のみの水位より、気持ち高めに考えると
上手くいくかと思います。

抽出時間はタイマーなどで計ってください。
抽出後は、茶こしをかませてセカンドポットに。
茶葉は出していただいた方が
余分な渋みやえぐみが出ません。
面倒であれば、茶こし付きのガラス製ポットがお勧めです。

ちなみに使用人の中には、
セカンドポットに移すまでを3分と考える者と、
抽出開始からが3分と考える者がおります。
ここもこだわりポイント! ですね!

3・4、湯を注ぐ、抽出する、セカンドポットに移す。

湯を注ぐ一つとっても、
ジャンピングが云々、やれ優しく注ぐ、
いや高い位置から注ぐべきだ、
いやそんなものは意味はないetc…
様々なことが言われます。

私としては、
香りを立てたいときは
少し高い位置から強めに注ぎ、
ピュアティーなどは優しく注ぐようにしております。
とはいえこれも、
良くなる気がするといった部分ですので、
精進が必要ですね……。

セカンドポットに移す際も、
同じイメージが私にはあるのですが、
伊織などは普通に移しているので、
あまり関係がないのかも。

カップに直接注ぐのであれば、
高めから注ぐと香りは広がりやすいはずです。

この辺りは人それぞれ千差万別の部分ですので、
機会があればまたお話いたします。

===

美味しい紅茶はお楽しみいただけたでしょうか?
長くなりましたが、以上です。
まだまだ若輩者ですのに、語りすぎてしまった気も。
口だけにならないよう精進いたしますね。

是非、使用人たちの考案いたしましたブレンドを、
ご別宅でもお楽しみくださいませ。

あ! お勧めのブレンドですよね!

入れやすいのは圧倒的に、リリスと眠り姫です。
物腰の柔らかい百合野らしい柔らかな味わいと、
どんなに入れ方をしてもしっかりと芯がぶれません。
ストレートでもミルクでもよろしゅうございます。

フレーバードティーですと、
フリグが入れやすくてお勧めです。理由は言わずもがな。

少しこだわって入れてみたい方には、
ストレートなら姫睡蓮・アレキサンドライト。
姫睡蓮はステビアをしっかり入れるのが大事。
アレキサンドライトは私のイメージだと、
ジャスミンの味わいとフレーバーのバランスを
上手く出すのが難しい印象です。

ミルクティーですと、
PSG・メドゥアダラク・ゴシックあたり。
PSGは、当家のブレンドで1・2を争う難しい茶葉(私調べ)。
香りが繊細で消えやすい。しっかり出せたら素晴らしい。

メドゥも雑に入れると香りが弱いので難しさが。
ただチャイティー的な楽しみ方と考えると、
気にしなくてよろしいかも知れません。

ゴシックは甘い香りの部分をしっかり立てませんと、
アイリッシュウイスキーのフレーバーを感じにくいので、
バランスが意外に難しいので、出せると嬉しいです。

……ニルスはどうなのか?
作った本人なので簡単なのです……。
ジュニパーベリーを多めに入れるよう、
意識してみてくださいませ。

止め処ないので、この辺りで。
紅茶のお話も是非致しましょう!

才木

ハロウィンのすすめ

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

皆様、ハロウィンはお楽しみいただけておりますか?

この度は「お屋敷」がテーマでございます。
三カ国の使用人達がティーサロンに集い、
パーティーが催されるというストーリーです。

しかしハロウィンに集う使用人達でございますので、
一筋縄では参りません。
使える主人のの幸せを守る為、
荒事も辞さない輩共にございます。

そんな彼らが一堂に会する時、
穏便に済むような謂れなどございますでしょうか?
それぞれのお屋敷の誇りをかけて、
三つ巴【Triangle】の争いが巻き起こります。

……

そんな使用人達の姿を!
収めた一冊をご用意しております!
それが
【Swallowtail Halloween Photobook「TRIANGLE」】
にございます!

この度は、
ハロウィンの配信イベントも
合わせてお楽しみいただけます。
フォトブックとして仮装姿を楽しむもよし。
配信の副読本として楽しむもよし。
一粒で二度美味しいものに仕上がっておりますよ!

なお配信の内容なのですが……。 
使用人達のゲーム対決ですとか、
彼らの日常の記録をミニシーンとして撮影いたしましたり
様々、楽しんで頂けるようにお作りしております。

それぞれのキャラクターの設定などを
フォトブックにて予習いただきますと、
より楽しめるかと存じます。

数に限りもございますので、
是非お早めにお手に取ってくださいませ!

色々と申し上げましたが、
使用人一同、皆様にお楽しみいただけるよう、
精一杯考えたハロウィンでございます。
お楽しみ頂けますと幸いです。

才木

初めまして

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
新人ヴァンドゥールの才木でございます。

9月より大旦那様にお許し頂きまして、
ギフトショップにてお仕えしております。
まだ慣れぬ点もございますので、
ご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、
今後ともよろしくお願い致します。

……などと申しましても、
疑問符が浮かぶ所ではあるかと存じます。先に申し上げた通りギフトショップでも
皆様のお世話を任せられることになりました。
今一度新人の気持ちを思い出し、
新たな気持ちでお仕え出来ればと考えております。

今までは後輩と考えておりました
赤井・明石ですが、
右も左も分からないギフトショップで
こんなにも頼りになる2人はおりませんでした。
的場も今まで様々な場面で
共にお務めを果たして参りましたが、
改めてギフトショップにて
とても頼りになるということを実感致しました。
桐島もティーサロンにて長く一緒に務めて参りましたが、
見えなかった一面があるなと
感じるところが多くありました。

ということで!
私の独断と偏見によるヴァンドゥール紹介を
させて頂きたく存じます。
どうか生温かい目でご覧くださいませ。

―――

⚫赤井
ギフトショップ的場一家長男赤井にございます。
洗練された焼き菓子や紅茶の知識は
舌を巻くものがございます。

また日頃はあまり意識しなかったのですが、
身長が180ございまして
近寄りますと想像より大柄です。
桐島や的場がおりますので目立ちませんが、
私や明石の隣に立ちますと一目瞭然。
日頃の柔和な喋り口調からは想像出来ないところです。

ギフトショップ愛に関しては
的場に張るものがあると存じます。
日々お嬢様により良いものをお届けする為、
研鑽に励んでおりまして、
私自身も様々なことを教わりました。

特に皆様にお見せするPOPを描く才能は秀逸です。

当月のオススメは
「マロンケーキ」にございます。

⚫明石
私の中で一番イメージの変わった使用人かも知れません。

宿舎などでも言葉を交わすことはございまして、
面白い使用人だとは感じていたのですが、
胸に秘めた熱いパッションを感じとれていませんでした。

皆様と快活にお話する彼の姿を見て、
その話題の広さや使用人としての資質は
素晴らしいものだと感じました。
(私ごときが何をというのはありますが)

このブログも拝見したところ
その文才にも触れまして、
これは何かをやってもらいたい。
出来れば一緒にやってみたい。
そう感じております。
……大旦那様、皆様いかがでしょうか?

当月のオススメは
「ハニーミルククッキー」でございます。

⚫桐島
ギフトショップで見ると何倍にも大きく見えます(物理的にも)。
近頃のバンプアップの成果でもあるかと存じます。

冗談はともかくと致しまして、
桐島は皆様を楽しませようという
奉仕の心が強い使用人でございます。
それは日頃のお給仕や
ギフトショップのお務めにおいても、
発揮されております。
またデザインなどの側面においても
感じられるところにございます。

ティーサロンにて給仕していると、
他の使用人の給仕を横で見ることは
中々難しゅうございますので、
改めて感じたことでありました。

全く話はズレますが
桐島と明石の絵本でもお作りしたら、
面白くなりそう気が致します。

当月のオススメは
「テリーヌショコラ(冷凍スイーツ)」にございます。

⚫的場
ご存知メートゥルドゥ・ヴァンドゥールでございます。
今までフォトブックDVDなど様々な場面で、
会話を交わすことはございましたが日常のお務めを共にするのは初めてのことでございます。

皆様とお話しされている様子を拝見致しますと、
焼き菓子や歌劇団に関する愛情が
よく伝わって参ります。

ギフトショップ愛において、
右に出るものはいないと
自信を持って申し上げられます。
使用人として追いつけ追い越せではないのですが、
的場に1歩でも迫れるよう努力を
していきたい所存です。

当月のオススメは
「和梨のクリームタルト」にございます。

―――

以上メンバー紹介でございました。

ちなみに私の当月のオススメは、
勿論「ペンギンクッキー」でございます。

まだまだヴァンドゥールとしては
新人でございますので、
1日でも早く皆に追いつけるよう、
誠心誠意努めて参ります。

皆様におかれましても
改めてではございますが、
是非ギフトショップにもお立ち寄り頂ければと存じます。
美味しいもの楽しいもの一杯ご用意して、
皆様のお戻りを心よりお待ちしております。

才木