星のカケラ

 地球上に電灯が灯るようになってから、まもなく130年経とうとしております。
世界初の白熱灯、人類が手にした新たな光です。
しかしその瞬間から空の星は少しずつ、少しずつとその数を減らし続けました。
今や街で満天の星空を眺めることは叶いません。

でも、星は変わらずそこにあります。

“星のカケラ” の続きを読む

不思議な夜

先日のことでございます。
「たまには夜の散歩も良いだろう」と思い立ち、出かけることにしました。

最近は肌寒さもなくなり、心地の良い風が吹き抜けていきます。

久々にゆっくりと歩く夜道は、湿り気を含んだ空気と共に私の心をしっとりとほぐしてゆきます。
辺りで鳴く虫の声が意外に大きいことに驚いたり、月が満月であったことに気がついたり・・・
普段の忙しさにかまけ、この様な事にも気付かなくなってしまっていた自分に少し反省してしまいました。

“不思議な夜” の続きを読む

本棚に収まった記憶

本日は少し思い出話を。

 先日、時間があったので本棚の掃除をしていた所、一冊のノートが出てきました。
小学生が使用する「じゆうちょう」というものです。
表紙には海の生き物の写真が載っている、ごく一般的なノートです。
名前の欄には私の名前が書いてあります。

このノートは私が小学3年生の時分に使用していました。
いやはや、この様な物が出てくるとは・・・・

“本棚に収まった記憶” の続きを読む