あじさいの季節

司馬でございます。
皆さま、お健やかでいらっしゃいますか?
いよいよ梅雨に入りました。しばらはくジメジメとした陽気が続くとは存じますが、素晴らしい夏の日差しをお元気に迎えられますよう、どうぞ日々ご自愛くださいませ。

さて、この時期に真っ先に思い出すのが、あじさいの花でございます。
当家の庭園にも数々の花々が咲き誇っておりますが、やはり品の良いあじさいの紫は、ことのほか目立っているようで。
私も大好きな花でございます。
幕末の日本を訪れたシーボルト医師は、愛した日本人女性のお滝にちなんで、あじさいの品種の一つに「オタクサ」と命名したとか。
長雨に静かにうたれている姿は、非常に日本的な景色にうつったのかもしれません。
ちなみに花言葉は「乙女の愛」ということでございます。
当家のお嬢さま方には、実にふさわしい花のようでございますね。
梅雨の合間に庭園を散策なさる時には、ぜひとも心ゆくまでご鑑賞くださいませ。
きっと、この季節の憂いを晴らしてくれることかと存じます。
さて、そろそろ使用人たち一同、庭仕事のお時間でございます。皆の雨具を用意しなくては・・・・。
それでは、今回はこの辺りで失礼いたします。