意外な一面 その②

さて、前回の仲間の意外な一面でございますが、

続いては、鳴滝でございます。

お屋敷では私と兄弟と呼ばれておりますが、
始めは似ているかと思いきや、
実は私と全然似ていない部分がございました。

それは、声でございます。
音量も、高さも、滑舌も…

声とは録音してみないと分からないものでございますが、

以前、鳴滝が鋒崎のオールナイトキュッポンの真似事をして
録音した、声を聞かせてもらった時…。

とても流ちょうにしゃべっているではありませんか!?
しかも、聞きとりやすい!!

私は早口が大の苦手でございます。
そして、モゴモゴした滑舌…

以前、自分の声をレコーダーに録音したときは
それはそれは、ビックリいたしました。
知るとは怖いものでございますね。

それにしても、完全に似ている人と言うものは
なかなか存在しないものでございますね。

もし、私と鳴滝の区別がつかない時は
声で判断してくださいませ。

そして、なによりも意外だった事は響執事でございます。

普段、あまり多くの言葉は口にせず、
感情の波も感じられない響執事に発見した意外な一面…

ソレは…

「寝言が可愛らしい」という事でございます。

おそらくトレーニング上がりでございましょう
先日、休憩がてら昼寝をしている響執事を発見いたしました。

「うー、んー…」

なにやらうなされているようでございます。

辛そうな表情をされていたので、
少々心配になって見ていましたら。

「え…っく」

??

「エ、エアバック…」

「エアバックが襲ってくる…」

「ポンッ、ってなって…」

「しわしわ、ってなって…」

私、その言葉を耳にした時に、非常に親近感が湧きました。

あんなに強そうな響執事にも、夢の中には怖いものがあるのでございますね。

はい。

まだまだお屋敷には謎がたくさんありそうでございます。