使用人として…

お嬢様、お坊ちゃま、奥様、旦那様。
新年の挨拶が遅れてしまいましたが、
今年も宜しくお願い致します。


百合野でございます。





今年の年越しは皆様と過ごさせていただきました。
そんな貴重なお時間をいただき有り難き光栄でございます。
大変幸せなひと時でした。


残念ながら、お時間の関係で
私がお嬢様方の似顔絵を書くという
名案は採用されませんでしたが、
代わりに私が書いたお伽話を詠ませていただきました。


その時に葵と環も共にお手紙を詠わせていただきましたが、
その内容は機会があれば、各々がまた紹介してくれる事でしょう。




せっかくですので、そのお伽話、僭越ながら
詠ませていただきたく存じます。


ただ、少々長いのでここでは一部だけ…。




~青という色を氷で伝えた
 赤という色は火を近づけ感覚に変えた…


 この目を差し出し元に戻るなら
 喜んで代わりになりましょう


 無情な主へ…このお嬢様に光をください


 探しました…喜ぶ事…
 使用人の使命なんです
 本日も何か笑顔のきっかけ
 探す事で私めの価値と変わる~




年越しではここまで詠ませていただきました。
この全編はまた機会がある時に…