もうまもなく・・・・。

司馬でございます。
皆さま、お健やかでいらっしゃいますか?
つい先日、当家のフィルム・ライブラリーを整理しておりましたところ、懐かしい題名をみかけましたので、大旦那様のお許しのもと、映写室でワインをかたむけながら、鑑賞にふけってしまいました。



もはやミステリー・ドラマの古典として名高い「刑事コロンボ」の第19作である「別れのワイン」でございます。
物語は、ドナルド・プレザンス扮するワイナリーのオーナーが、こよなく愛するワイン工場を守るために、衝動的に殺人を犯してしまいます。その犯行を暴くのがロス警察殺人課のコロンボ警部というわけでございます。
これは、シリーズ中でも評価も高いのですが、ワインを愛するあまり殺人を犯した男と、彼に敬意を払いつつも執拗に迫るコロンボの息詰まる戦いを描き、幕切れにも深い余韻を残しておりまして、すばらしい傑作でございます。

すでに35年近くも昔の作品ではございますが、私のミステリー好きの原点の一つなのだな、と改めて再認識をいたしました。
それにしてもミステリーとお酒とは、なかなか相性のあうものでございます。ついつい酒杯も進んでしまいました。

さて、ワインと申しますと、もうまもなく訪れる19日にはたいへん重要なイベントがございます。ご存じの方も多いかと存じますが、この日はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日でございます。
当家でも豪徳寺執事が厳選した逸品を、満を持してご用意いたします。
ミステリーがお好きな方も、そうでない方も、どうぞ芳醇な味わいをお楽しみくださいませ。

では、今回はこのあたりで失礼いたします。