昨年からポップコーンの消費量が増大しております。
伊織でございます。
深夜の食欲は錯覚だ、なんて説も目にしたことがございますが、錯覚だろうがなんだろうが空腹を感じたなら空腹なのでしょう。
とはいえ、たいして空腹でもないのに食べたくなってしまう衝動……日本語には口寂しいという非常に独特で便利な言葉が表してくれる衝動があり、その厄介さを身近に感じさせております。
そんな夜中の厄介者の相手をしてくれるのがポップコーンでございます。
映画館で食べるものという印象を強く持っておりましたが、手軽に購入できるものを見つけたが最後、常備するに至ってしまいました。
選ぶ味は塩味かもしくは塩バターといったところで、食感も軽くおなかにたまりづらく(食べたいのにおなかにたまることを避けようとするのは、なんとも人間らしいですね)、脂っこくもなく、手も汚れづらいというのが良いポイントです。
難点をあげるなら、食べ始めると手が止まらなくなってやるべきことが進まなくなることと、その結果長く時間をかけてゆっくり食べようと思っていたのに瞬時になくなってしまうことでございます。
塩分まで気になってくると、もはや選ぶべき食品ではないのではという疑念まで浮かんでまいります。
深夜の口寂しさに対して、お嬢様はどのように戦っていらっしゃるでしょうか?
物を選んで口にするのではなく、口にしない強い心が肝要とは承知しているのですが……。