肌を刺すような寒さを感じる日も増えてまいりました。
お嬢様、お坊ちゃまはいかがお過ごしでしょうか。
お身体に変わりはございませんか。
佐倉でございます。
12月でございます。
暖冬という話も何処へやら。
朝も夜も大変肌寒く、寒さの苦手な私などは、既に春の訪れを待ち侘びてございます。
勿論、冬には冬ならではの素晴らしいものが沢山ございます。
雪が降れば、その素晴らしい銀世界に目を奪われ、街を彩るイルミネーション、また空気が澄んでございますから、星空なども大変美しゅうございます。
冬の海産物など、美味しいものも数多く、素晴らしい季節であると存じてございます。
しかし、やはりあの悴むような痛みというものは、いつまで経っても慣れぬものにはございますが…。
さて、お嬢様やお坊ちゃまは、冬の果物と申しますと、何を思い浮かべるのでございましょうか。
みかん。
よろしゅうございますね。
炬燵とみかんと申しますと、日本では冬の風物詩のようにも数えられます。
ビタミンも豊富、手軽にお召し上がり頂けるあの果実は何とも素晴らしいものにございます。
苺。
不思議にございます。
苺は言わずと知れた、春の果物にございますが、やはりケーキにございましょうか。
どこか冬のイメージもございます、不思議な果物にございます。
勿論、技術の進歩により、今では殆どのものがどの季節にもお召し上がり頂ける為でもございますが、あの赤い色は、冬の白さによく映えていらっしゃいます。
私にございますか?
私は柚子にございましょうか。
私、柚子の持つあの爽やかな香りと酸味が何とも好みでございまして、お酒を嗜む事が少ない私ではございますが、ゆず酒なるものを拝見いたしますと、ついつい試してみたくなってしまう、それ程の心地でございます。
柚子は様々な料理でお楽しみ頂くことが多いかと存じますが、ゆず酒や、またゆず茶なるものは、柚子の香りや味が存分に感じられる為、私は大変好みでございます。
幼い頃に、柚子はみかんと似て大変美味しそうな形をしてございましたので、そのまま生で頂いたところ、その味と酸味に少々苦い思いをしたこともございましたが、今では笑い話でございましょう。
まだまだ寒い日が続くことと存じます。
お嬢様、お坊ちゃま、お身体にはお気をつけ頂き、また元気な姿をお見せ頂けることをお待ちしてございます。
柚子湯というものは、身体を温める効果もあるとのことにございます。
機会がございましたらお試しくださいませ。
佐倉