ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。
僭越ながら10月10日をもちまして屋敷に身を置いて11年が経ちました。
お茶汲み歴11年でございます。
今年もこのようにご報告ができて嬉しゅうございます。
変わらず使ってくださる大旦那様を始め敬愛なる主にはもちろんのこと、いつも優しくしてくれるティーサロンの使用人や執事歌劇団のメンバーにも感謝の気持ちでいっぱいです。
この身から溢れるほどに沢山のものを賜ってまいりました。
いまだに足りないことばかりで、悩んだりもがいたり、落ち込んだり燻ったりのお見苦しい毎日ではございますが
それでもこの日々を愛おしく感じて仕方がないのです。
とても素敵な先輩や後輩たち、使用人仲間に負けないように頑張りたいのです。
敬愛なる貴方のお役に立てるよう
私にできることに一生懸命打ち込んでゆきたく存じます。
こんな私ではございますが、これからも何卒よろしくお願いいたします。
隈川