皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。
毎夜の晩酌に、保冷性に優れた銀色の真空断熱タンブラーを永らく使用していたのですが、とある晩酌ドラマを見ながら思いました。
味気ないな、と。
透明なグラスに注ぎ込まれる鮮やかな色のお酒……見ているだけで喉が鳴りそうですが、銀色タンブラーは中身が全く見えません。
これはただ酒を喉に流し込んでいるだけではないか、そんな気さえしてきます。
そこでグラスを一新すべく通販サイトを眺めてみます。
ガラス製は割れた時の処理が大変なので、プラスチック製に絞って商品をスクロールしていくと、透明度の高いグラスが目に留まりました。
『コポリエステル樹脂』なる新素材を使用した、進化したプラスチックとも言える『トライタン』のグラスです。
ガラスのような透明度と、落としても割れない耐久性を両立させたという、夢のようなグラス。
サイズが大きい割にお値段も手頃だったため即購入。
翌日には届きました。
持ってみると確かにプラスチックっぽい触感、しかしガラスのような透明度。
ただどうしても触感の方が上回り、ビールフェスで提供されるカップのような感じとでも申しましょうか、見た目は良いのに触ると拍子抜けという味気なさは否めません。
その晩、ハイボールを入れてみたところ、氷とウイスキーの色合いが鮮やかで見た目は最高!
なのに持ってみるとプラスチック。
そのギャップで酔いが回りそうです。
しかし一番のギャップはその名前。
トライタン、トライタン、何度聞いてもピンとこない名前、トライタン。
素材の名前っぽくない、トライタン。
もう明日には忘れてしまいそうな名前、トライタン。
「トライ」というくらいだから3つの特徴があると思いきや「透明性、耐薬品性、強靭性、成形性、耐熱性」という5つの特徴があるトライタン。
既にタッパーや哺乳瓶などで世に出回っていたというトライタン。
将来的には寒冷地以外の窓ガラスなどに使われてほしいトライタン。
トライタン。
ほどほどの保冷性で適度に氷が溶け、水滴もさほど付かないので、しばらくはこのトライタングラスを使ってみることにします。