第三十二回台湾烏龍茶の魅力

厳しい残暑を感じます今日この頃。
いかがお過ごしでしょうか?お嬢様、お坊ちゃま。
紅茶係の白川でございます。
本日はこの残暑を乗り切る素敵なお茶のご紹介。

それでは参りましょう、台湾烏龍茶の魅力の幕開けでございます。

そのお茶は貴方にとってどの様なお茶でございますか?
???「それはとても美味しいお茶でございます。」
これはなんとも素直でストレートな表現でございます。
本日は当ティーサロンにて最もそのお茶を愛する紅茶係、滝ノ川と台湾烏龍茶の〝四季春〟の魅力に迫ります!

烏龍茶とはどんなお茶なのでしょうか?
まず烏龍茶、緑茶と紅茶、こちらは全て同じ茶葉で出来ております。
では何が違うのかと申しますと、それは発酵具合でございます。
加熱により発酵を止めた不発酵茶が緑茶。
発酵を強くさせたものが紅茶。
そして発酵を途中で止めた半発酵茶が烏龍茶となるのでございます。

四季春…それは台湾にて一年中、春の様に芽吹く事からその名が付けられました。
台湾では比較的安価であるのにも関わらず美味しくポピュラーなお茶として知られております。
その特徴はと申しますと、

滝ノ川「その美しい黄金色から香るのはどこまでも優しい香り。口に含めば香りと同様の渋みのない優しい味が広がります。」

「また、四季春はホットでもアイスでも常温でも美味しく召し上がりいただけます。当ティーサロンではポットに茶葉を入れた状態でご提供しております。是非、時間による味の変化やまろやかさ、その甘みをご堪能くださいませ。」

空調にて冷えた身体を暖めるにはホットや冷ましてから。
汗をかき喉が渇きましたらキンキンに冷えたアイスを。
様々なシーンにてお楽しみいただけるこの四季春をご帰宅の際には是非ご用命を。
滝ノ川「渾身の一杯を淹れさせていただきます。」

この四季春茶、お嬢様、お坊ちゃまはどうお読みになりましたでしょうか?
〝しきしゅん?〟〝しきはる?〟
どちらでございましょう。
実はどちらも間違いではございません。
当ティーサロンの使用人達もそれぞれで読んでおります。
誰がしきしゅんで誰がしきはるか?
ご帰宅の際はそちらをお探しするのもまた一興かと。

次回はどの紅茶にいたしましょう?
それでは次回まで、
ごきげんよう!お嬢様、お坊っちゃま。