第二十九回ピュアティーの魅力

初夏を感じさせる新緑と日差しの眩しさが感じられる今日この頃。
いかがお過ごしでしょうかお嬢様、お坊ちゃま。
紅茶係の白川でございます。

それでは今月も数多と言えどそのひとつひとつが強烈な個性を放つ紅茶のご紹介。
ピュアティーの魅力の幕開けでございます。

それはあなたにとってどの様な紅茶でございますか?

????「それは他の紅茶とは違う美味しさと香りを兼ね備えた紅茶でございます。」

他とは違う…?
それでは他との違いと魅力をこの方とご紹介。
本日はわたくしと同じ紅茶係の御茶ノ水と〝アンバー〟の魅力に迫ります。

まずアンバーは一般的にルフナと呼ばれる紅茶であり、それはスリランカ南部のルフナ地域で生産された紅茶でございます。
ルフナは今までご紹介させていただきました標高の高い生産地、リオンやラピュータなどのハイグロウンティーとは違い標高の低い地で生産されたローグロウンティーでございます。
その特徴はなんと言いましても、

御茶ノ水「味わいの濃厚さと独特な香りでございます。」
そう、その香りは麦芽やカラメルを思わせる複雑な香り、口に含めば最初、黒糖の蜜を思わせる濃厚さと強い渋みが残る余韻の力強い紅茶でございます。

おすすめの召し上がり方でございますが、
御茶ノ水「ルフナの主な輸出先である中近東ではやはりチャイなどのミルクティーとして楽しまれます。ルフナの濃厚さとミルクがとても相性が良くミルクティーが定番となっておりますがわたくしは同じくらいストレートで楽しむのも好きでございます。
是非、お嬢様にはミルク無しの純粋なルフナの魅力も感じていただきとうございます。」
との事でございます。
また、ルフナの濃厚さはアイスにしても失われる事なく、これからの暑くなる季節にはアイスミルクティーにもぴったりでございます。

最後にアンバーAmberは英語で琥珀という意味でございます。
その琥珀色のアンバーから琥珀の様に閉じ込められた様々な思いを堪能すべく、是非ご帰宅の際にはご用命下さいませ。
御茶ノ水をはじめ紅茶係一同が心を込めてお淹れいたします。

 

次回はどの紅茶にいたしましょう?
それでは次回まで、
ごきげんよう!お嬢様、お坊っちゃま。