お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。
近頃は寒暖差も大きく、
花粉という驚異も
少しづつではありますが、近づいておりますね。
私共からいたしますと、
皆様が元気でお過ごしになれているか。
ただその一点が気になるところでございます。
皆様が笑顔でお過ごしであれば、
それは何にも代えがたいものにございます。
使用人の本分は何よりそこでございますし、
それ以外のことはどうでもいい。
そう断じてしまっても相違ないことと存じます。
お元気なお顔をお見せくださいませ。
即ちそれが我々の喜びでございます。
堅苦しい申し上げ方をしてしまいましたが、
ゆっくり楽しく元気よくお過ごしくださいませ!
……
閑話休題ということで。
春、新生活、新しい出会い、始まりの季節。
何かに挑戦するには素晴らしい時期と存じます。
書庫管理を仰せつかるものとしては、
新しい体験をお届けするのも役目の一つと捉えまして、
今回は「最も尖った文学賞」と呼ばれる「メフィスト賞」を
ご案内いたします。
それは何?
という方も多いと存じますので、
概要からご説明いたします。
“メフィスト賞(メフィストしょう)は、株式会社講談社が発行する文芸雑誌『メフィスト』から生まれた公募文学新人賞である。“
ご存知の方にはお馴染みの講談社ノベルスに紐付けされる賞ですね。
ブックカバーのサイズが合わないことでも有名です(才木調べ)。
元々この賞は、
今では著名な作家の森博嗣先生のデビューにハクをつけるために
創設されたものでございます。
(なお、0回受賞者には、京極夏彦氏がございまして、
第2の京極夏彦先生を作る賞であったなどとも言われているそうです)
力量と熱意さえあれば全て不問というこの賞は、
そのコンセプトに相応しく
特徴のある作家を世に送り出してきました。
私の好きな作家で申しますと、
小路幸也先生や辻村深月先生がいらっしゃいます。
私のイメージにある尖った方ですと、
西尾維新先生や舞城王太郎先生も
この賞によってデビューしております。
受賞した作品は、一風変わった作品も多いのですが、
だからこそハマれば面白いと言える。
そんな作家や作品を見つけられる、
素敵な賞であると私は思っております。
暖かさにまどろみを覚える
朗らかな陽気が続くこの季節に、
是非お試しいただきたいものが詰まっております。
どんなものをお読みになろうか。
そんな悩みをお持ちになりましたら、
気にかけていただいければ、幸いです。
……
私自身も微睡んで、
つい長く語ってしまいました。
皆様の日常に少しでも楽しめることがありますよう、
マンネリを崩すカンフル剤となるような
刺激があることを祈っております。
環境が変わり新生活をお過ごしになられたり、
そうでなくとも改めて見つめ直すことの
多くなる時期と存じます。
私自身も改めて。
より実りのある生活を心がけたい所存です。
引いてはその全てを皆様に還元出来れば、
これほど喜ばしいことはございません。
ティーサロンにて、
寛いでお過ごしにいただけるよう。
ギフトショップにて、
様々楽しんでいただけるよう励んでまいります。
お帰りを心よりお待ちしております。
P.S.
来月ついぞ私の使用人大好きシリーズのお品、
「ミルクジャム」をご用意することとなりました。
クッキーに合わせてよし、
その他の焼き菓子と合わせても勿論よろしゅうごさいます。
こんがり焼いたトーストにもよろしゅうございますし、
私としてはアイスクリームと合わせていただくのも
オススメでございます。
是非お手に取っていただきたい一品です。
才木