ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様方。
香川でございます。
立春を経て、夕刻を迎えても明るさの残る時間が徐々に長くなってまいりました。
お嬢様方におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
それにしても巷のせわしなさは年々増しておるように存じます。
先日の恵方巻でもそのようなことを感じました。
昨年の晩秋あたりから、恵方巻の予約を受け付けております!などといった文字を見かけたように存じます。
まだクリスマスもお正月もこれからなのに…、と軽くめまいのようなものを覚えました。
ただ、桜の開花は毎年今か今かと待ちわびてしまいます。
梅がちらほら見えだしますと、
次なる主役の登場にそわそわし、
やがて訪れるせつない別れにため息をつく…。
そう考えますと、散ったそばから次なる年の桜を思い描いておったわが身は、
恵方巻どころの騒ぎではないなとあらためて恥ずかしくなってまいりました。
節目の時期。香川もまた初心に戻ってお仕えする所存でございます。
暦の上では春でございますが、未だ残る寒さにもしっかりとご対策なさってくださいませ。
お早いお帰りをお待ちしております。