第二十四回フットマンティーの魅力

厳しくなる寒さをひしひしと感じる今日この頃。
いかがお過ごしでしょうか?お嬢様、お坊ちゃま。
紅茶係の白川でございます。

本日は冷えてしまった心と身体に暖かい火を灯す紅茶をご紹介したいと存じます。
それでは参りましょう。
第二十四回フットマンティーの魅力の幕開けでございます。

それは貴方にとってどの様な紅茶でございますか?

??「それは赤を意識した紅茶でございます。」

赤を意識した紅茶?
それは水色の事なのでしょうか?
それとも…

本日は、そんな謎を秘めたる紅茶、ティーサロンではフットマンを務めます火野の〝グリオージュ〟の魅力に迫ります。

まず、グリオージュはブラックチェリーフレーバーのヌワラエリアとセイロン、デカフェのケニア茶をブレンドした紅茶でございます。
淹れてみますとチェリーの力強くも優しい香りがいたします。
比較的スッキリ目の紅茶をブレンドしておりますが、それが重なり独自のコクを醸し出す。
また、香りや味だけではなくその水色は深い赤色。

火野「美しい赤の水色を出すために苦労しましたが、このブレンドが完成した時、このグリオージュが輝いて見えたのでございます。」
との事でございます。

おすすめの召し上がり方でございますが、まずはホットのストレートでそのチェリーの香りと味と水色をお楽しみくださいませ。

火野「また、ミルクと砂糖を加えてもチェリーの魅力を損なう事なく、よりその輪郭がはっきりと感じられますのでおすすめでございます。」

最後ではございますが、
グリオージュはフランス語でグリオット=チェリー、ルージュ=赤を組み合わせた造語でございます。
そう、グリオージュは非の打ち所が無いほどに赤を意識した紅茶。
この世に赤色は数あれど、その数ある赤色の内の一つがグリオージュの赤とお嬢様の内に刻んでいただければ幸いでございます。

 

次回はどのフットマンティーにいたしましょう?
それでは次回まで、

ごきげんよう!お嬢様、お坊っちゃま。