皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。
すっかり涼しくなって日が落ちる時間も早くなり、秋の味覚のシーズンが本格化してまいりました。
今年もまたサツマイモの収穫の時期が訪れ、市場でも手に入りやすくなってきております。
私イチオシの品種『紅はるか』も見かけるようになってきたので、入手しては蒸かしているのですが、ごく稀に様子がおかしいと感じることがございます。
紅はるか特有のジュワッとした濃密さが出ず、ホクホクのままなのです。
どれだけ蒸し時間を増やしても同じ。
良く言えばホクホク、悪く言えばパサパサ、そんな紅はるかの個体にあたることが何度かありました。
『紅はるか』或いは紅はるかのブランド商標である『紅天使』と印刷されたビニール袋に入ったものは確実に安心なのですが、どうやらスーパーが独自に印字したシールが貼ってあったりするものは怪しい気がします。
そこで気付きました。
「これ、『紅はるか』ではなく、『紅あずま』では?」
安納芋は独特の色と形状ですが、紅はるかと紅あずまとシルクスイートは私のような素人が見た目だけで判別することは困難に思えます。
紅はるかと紅あずま、名前は似ていますが味や食感は似て非なるもの。
恐ろしく紛らわしいサツマイモ、私でなきゃ見逃しちゃうね。
収穫後の熟成不足だったという可能性も無きにしも非ずですが、これからはきちんとした袋に入った信頼できる商品を選ぼう、そう誓った秋の夜長でした。