朝晩の寒暖差から秋の深まりを感じます。一月前の猛暑はどこへやら。
今年は夏の終わりをすっかり見失ってしまいました能見でございます。
お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。
先日より、夏の暑さゆえに中々捗らなかった読書を再開いたしました。
過ごしやすい気候になり、四季をありがたく感じる所存でございます。
この数年間は持ち運びの便利さから電子書籍を使用しているのですが、
紙媒体ゆえの良さ、そして行間を読むことの大切さを感じております。
ページをめくるたびに高揚する気持ちは本ならではの魅力だなと思い、
足が遠のいていた書店や図書館に赴くことも最近は増えてまいりました。
私が興味深いと思う書籍をどのような方が手を伸ばそうとしているのか、
実際にこの目で見ることができるのも、非常に楽しゅうございますね。
日々の生活に電子書籍を取り入れなければわからなかったことですから、
新しい文化を知る、そして試しに習慣化してみるという経験を通じて、
遠回りをすることでしか見えない世界もあるのかと実感した次第です。
お嬢様にとりましても、そのような実体験はございますでしょうか。
コルク栓かスクリューキャップか。どちらのワインが好ましいのか。
ご別宅でワインを選ぶときの基準にも似ているのかも知れません。
どちらにも良さや魅力があり、どちらか一方に固執するのではなく、
場所や環境などの諸条件でご決断なさるのがよいのかなと思います。
複数の角度から見て、そして試してみないとわからないこと。
私がハヤブサに跨る日も近づいてきているのかもしれません。
能見