長月

 

まだまだ暑い日が続いております。

秋風が心地よく感じるのはもう少し先になりそうな気配でございます。

お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

 

さて、今年の「十五夜」は9月29日(金)でございますので今回は、お月見にお供えする秋の七草のお話させていただきます。

秋の七草は尾花(ススキ)・萩(ハギ)・桔梗(キキョウ)・葛(クズ)・藤袴(フジバカマ)・女郎花(オミナエシ)・撫子(ナデシコ)でございます。

秋の七草の由来は、万葉集に収められている山上億良(やまのうえのおくら)の二首の歌といわれております。

 

「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種(草)の花」

「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

注:朝貌は桔梗の事で現在の朝顔ではございません

 

春の七草が七草粥にして無病息災を祈るのに対し、秋の七草はその美しさを鑑賞して楽しむものとの事。

今年のお月見にはお団子や里芋、さつまいもや尾花(ススキ)と一緒に飾り彩を添えることに致しましょう。

 

お月見と何の関係もございませんが、今月はシャチを折り紙で作りました。

 

 

お気に召してくだされば光栄でございます。

 

では、お屋敷にてお嬢様のお帰りをお待ちしております。