突然の雨に打たれると、某映画の最終幕を思い出します。
自室に保管している傘の本数が年々増えてゆく能見でございます。
お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。
いよいよ執事歌劇団の第15回公演も間近にせまってまいりました。
春の訪れを感じたころ、特に公演にむけての稽古が始まってからは、
激流に飲み込まれるかのように、時間が過ぎゆく感覚がございます。
我武者羅に模索する姿勢。齢を重ねても忘れず持ち続けたいものです。
思考に疲れたとき、頭の中を空っぽにしてリフレッシュするために、
わたくしは給仕を終えた深夜帯にランニングへ赴くことがございます。
自身を鼓舞するような音楽を聴きながら30分ほど汗を流すのですが、
思いのほか脳内がすっきりと整理されていることが多くございました。
何より、わたくしに癒しをもたらしてくれる存在にも気づきました。
それは、お散歩中の「ワンちゃん」でございます。
とことこと歩く姿、颯爽と凛々しい姿、悠然と大地を踏みしめる姿。
どの場面を切り取っても、溢れんばかりの愛嬌がございます。
給仕後の疲労感との鬩ぎ合いの末ランニングに向かおうとする、
わたくしの中での大切なモチベーションになっておりました。
お陰様でより充実した日々を送れているような気がいたします。
そしてお恥ずかしながら、疑問に思っていることがひとつ。
「ワンちゃん」の敬語表現で適切な言葉は何でしょうか。
恐縮ですが不勉強者のわたくしに、どうか教示くださいませ。
能見