第十五回 フットマンティーの魅力

ついこの間、年が明けたと思いましたらもうニ月。

紅茶係の白川でございます。

もうすぐ来ます春に期待を膨らませながらこの厳しい寒さを共に乗り越えましょう。

 

それでは第十五回フットマンティーの魅力の開幕でございます。

 

私「それは貴方にとってどの様な紅茶でございますか?」

 

??「それは当家看板紅茶、ダイアナローズを超えるべくしてお作りしました紅茶でございます。」

 

ダイアナローズを超える?

ダイアナローズを意識した紅茶?

ダイアナローズと同じくローズペタルを使用した紅茶?

お分かりいただけましたでしょうか?

本日は当家執事でありハウススチュワードも勤め、執事歌劇団をも支える椎名のフットマンティー〝カプリシャス〟の魅力に迫ります!

 

まずカプリシャスの誕生はその昔、ティーサロンにて四月十七日を417
にちなみ〝椎名の日〟とし、スペシャルティーを提供し、それがカプリシャスの原型となりました。

そしてそれを更にブラッシュアップしたものが現在のカプリシャスとなったのでございます。

それではカプリシャスのブレンドを。

ベースはダージリンを使用しダイアナローズと同じくローズペタル。

甘みとフルーティーさを加えるためにドライパイン。

香りの奥行きの演出とローズペタルの濃厚な香りをすっきりとまとめるため、極少量のラベンダー。

そして〝キャットニップ〟

このキャットニップはカプリシャスの名前の由来にも関係すると同時にカプリシャスにとって大事な役割を持っております。

ラベンダーと同様にキャットニップのハッカにも似たすっきりとした香りが後味と香りを軽いものにしております。

またキャットニップには〝ゲラニオール〟というバラの香りにも含まれる同じ成分が入っており、バラとキャットニップのダブルゲラニオールで更に香りを高めているのでございます。

 

おすすめの召し上がり方でございますが、純粋にその香りを楽しんでいただくにはそのままホットで。

椎名おすすめの召し上がり方は水出しでございます。

すっきりとした後味と香りがアイスにもぴったりでございます。

 

私はキャットニップなるハーブを椎名の話により初めて知りました。

その名の〝キャットニップ=猫が噛む〟の通り猫が好むハーブで活発になったりリラックスしたりとしつけにも使われるそうでございます。

 

そう、猫が好き。

椎名は大変な猫好きであります。

だからこそこのカプリシャスにも猫にまつわるハーブを使用しております。

ここでお知らせでございます。

この度ギフトショップにて椎名の完全プロデュース。

見た目と味も椎名の完全オーダーの二月二十二日の猫の日にちなみましたお品〝にゃ?にゃ?×2〟(ニャーニャーニャー)がご帰宅。

椎名「見た目にもこだわり、どなたが召し上がっても美味しく感じていただけるをコンセプトにお作りいたしました。」とのこと。

二匹セットでご用意しており、まず一匹目はオーソドックスな黒のハチワレをイメージ。

ホワイトチョコムースの中にはキャラメルムース。

更に中にはショコラクリーム、キャラメルアーモンド、キャラメルナッツプラリネソースと相性の良いものが盛りだくさん。

二匹目は居たら良いなとピンクのハチワレをイメージ。

ヨーグルトムースの中にはフランボワーズムース、更に中にはフランボワーズジャムとこちらも相性の良いヨーグルトとベリーの組み合わせでさっぱりと召し上がりいただけます。

二匹の猫のお顔にパウダーを振り質感も猫に近づけてより可愛らしさをアップ。

是非、椎名が細部までこだわり抜いたお品〝にゃ~にゃ~×2〟をカプリシャスと合わせて別宅まで連れて帰っていただけると幸いでございます。

 

最後にカプリシャスの名前の由来でございます。

カプリシャスの意味は 気まぐれな、移り気な

キャットニップを使用したカプリシャスは気まぐれな、移り気な猫を表しております。

そしてもう一つ、

当家使用人はもう一つ、いやもう一人、気まぐれで移り気な方を存じ上げております。

そんな〝カプリシャス〟な方にダイアナローズとカプリシャスの勝敗の行方は委ねとうございます。

どうぞきたんの無い意見を椎名までお寄せ下さいませ。

私たちの敬愛する〝カプリシャス〟様。

 

 

次回はどのフットマンティーにいたしましょう?

それでは次回まで、

ごきげんよう!お嬢様、お坊っちゃま。