暦の上に春は立ちながら、厳しい寒さが続いております。
お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。
今月の11日は建国記念の日でございます。
今回は建国記念の日を少し掘り下げてみることに致しました。
神武天皇(初代天皇)が即位したとされる日でありかつては「紀元節」とされておりましたが戦後より「建国記念の日」として改めて国民の祝日に制定されております。
神武天皇は日本書紀によれば神日本磐余彦尊(かんやまといわれひこのみこと)とされる伝説の人物でございます。
まだ日本という国がなかった頃、国生みの神イザナギとイザナミによって多くの神々が誕生しそれぞれの役割や力で日本国を統一していきます。
その大和を平定した日本国の創始者が神武天皇でございます。
アマテラスをはじめとする天津神の末裔で、山・海といった大自然の系譜を取り込み、更に国津の神末裔と婚姻を果たしあらゆる神々を合一化されました。
そのため国家安寧や安泰を意味し即位を祝う紀元節が行われてきたのです。
注・天津神(アマツカミ)は高天原(たかまがはら)にいる神々、国津神(クニツカミ)は高天原と黄泉の国の間にある葦原中国(あしはらのなかつくに)に現れた神々
とされています。
改めて調べなおすと奥深いものでございますね。
さて、今月は時期や季節に関係なく「子犬」を折ってみました。
何を折ろうか考えあぐねた時に見つけ一目で気に入った折り紙です。
お気に召していただけたら幸いでございます。
では、お屋敷にてお嬢様のお帰りをお待ちしております。