アフター・ハロウィンのナイトメアー

司馬でございます。
皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

ハロウィン&クリスマスの二大イベントにはさまれて、これといった特色のない谷間のような11月でございます。
しかし、この時期を完璧なまでに、魅力的に描いた映画がございますね。
ファンタジーの名作「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」。
もはや、内容のご紹介も必要もないほど、定番のクラシックのような風格すら漂う作品でございます。

名画といわれる作品の例にもれず、本作にも色々と楽しめる鑑賞の切り口がございます。
たとえば、日常に埋没してしまった、生きる意味の再発見。
あるいは、想い人を健気に支える切ない恋心。
主人を助ける飼い犬の愛らしい奮闘。
そして、無邪気で一途であるが故に恐ろしい熱意。

 

司馬と致しましては、クリスマスの準備に奔走するハロウィンタウンの住人たちが、お屋敷のイベントの準備に励む使用人たちのそれに重なります。
もちろん、大変な日々の連続ではございますが、それ以上にもたらされる充実ぶりが垣間見えまして、ついつい共感してしまいます。

年末から新年、そして3月にはアニバーサリー期間が控えておりまして、使用人たちも忙しい日々を送りますが、きっとその忙しさを楽しみに待ち受けていることでしょう。
もちろん、熱意が暴走しすぎないように、時々、クールダウンしながら。

では、お嬢様方。
ハロウィンタウンの気の良い怪物たちの姿に重ねて、お屋敷の使用人たちの姿を脳裏に浮かべつつ、シアタールームにて、秋の夜長の鑑賞などいかがでございますか?
早速、フィルムをご用意いたしましょう。