皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。
巷では流行り病のワクチンの三回目接種が進んでおりますが、私もご多分に漏れず執務の合間を縫って接種してまいりました。
「三回目は副反応が軽い」「いや三回目こそ本番」、様々な声を聞き、副反応に対しては十分な備えをしておりましたが、副反応ばかりに気を取られ肝心なことを失念しておりました。
そう、この時期の巷を騒がす見えない恐怖、現代社会に潜む闇、花粉症のことをすっかり忘れていたのです。
そもそもワクチン接種後に花粉症の薬を飲んで良いものか、本来の自分であれば調べていたのでしょうが、副反応に気を取られ全くの無防備で接種を終えてしまいました。
接種後の待機時間中は特に異常もなく、何も考えずに帰宅すると、涙と鼻水がすごいことになってきてしまいました。
副反応との因果関係は分かりませんが、今期一番ティッシュを消費したと断言できるほどの酷さです。
流れる涙と鼻水に耐えきれず、やむなく花粉症の内服薬を服用してみたものの、薬と身体が副反応を抑えることにリソースを割いているかのごとく、花粉症の症状は一向に抑えられません。
接種後12時時間後に注射痕の筋肉痛と37.7度の熱のピークを迎えましたが、副反応の辛さよりも何よりも、花粉症が辛くて辛くて……。
頭痛・筋肉痛・熱が辛いとは聞き及んでおりましたが、花粉症の方が辛いとは誰も教えてくれませんでした。
今からワクチン接種される花粉症の皆様、出来るならばこの時期は避けたほうがよろしいのではないかと存じます。
副反応よりも花粉症の方が辛い、花粉症が辛くて副反応を感じる余裕がない、ここにそう記しておきます。