16年の痕跡

3月24日、お屋敷は16周年を迎えました。
お嬢様がくださった日常が今をくださっております。

16年という月日からみるととてもあっという間で、まだまだお屋敷はこれから、とも思いますが

振り返るととても沢山の記憶がございます。
私の全てがここで作られたとも申しましても過言ではないほど…
もしかしたら他の使用人も同じ様に感じているかもしれません。

全てはお嬢様への想いで紡いでまいりましたが、
ひょっとしたらお嬢様を想う事で自身を満たしているのかもしれない…
我々はきちんと支える事が出来ているのだろうか…
と、不安になる時もございました、

しかし一つだけ分かっている事があるとすれば、お嬢様を想う「全力の使用人」をたくさん見てまいりました。
その姿を見る度にここで仕える事が出来て良かったと感じさせられます。

お嬢様。
時は変化してまいりますが我々の想いは日々新しく生まれてまいります。

それはどんな時も変わらず…

決して器用とは言い切れない使用人達でございますが、これからも共に時を刻めたら幸甚に存じます。

ではまた、ティーサロンでお待ちしております。

百合野