Cool Japan SAKEism ひやしてあたためて

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
当家きき酒師、香川でございます。

年越しのご準備は整っていらっしゃいますでしょうか。
大旦那様よりご用命頂きご用意致しました、当家オリジナル日本酒の冬バージョン『冬川香』もお役立ていただければ嬉しゅうございます。

さて今回の冬川香は冷やして良し、温めて良しという酒質を意識してお作り致しました。
そもそも日本酒は引用温度帯が広いことも特徴のひとつでございます。

じゃあそもそも熱燗って何度?
でございますか?

それでは以下にそれぞれの温度と呼び方について記しておきましょう。

5℃・・・雪冷え
10℃・・・花冷え
15℃・・・涼冷え(すずびえ)
20~25℃・・・常温
30℃・・・日向燗(ひなたかん)
35℃・・・人肌燗
40℃・・・ぬる燗
45℃・・・上燗(じょうかん)
50℃・・・熱燗
55度・・・飛び切り燗

このような具合でございます。

なかなか雅な呼び方でございまして、もうこれだけでも美味しそうに感じてしまいますね。
冬川香は人肌燗からぬる燗くらいが、香味のボリューム感としてはほど良いかと存じます。
それぞれの温度帯の特徴はまた別の機会にお伝えいたしましょう。

今年も色々とクールジャパンを代表する飲料、SAKEについてお伝えする機会を頂戴し、誠にありがとうございました。
それにしてもまさかスワロウテイル独自に日本酒をご用意するというプロジェクトに携われるとは思ってもおらず、大変名誉なこととあらためて感じております。

来年も日本を代表するティーサロンとして誇りに感じていただけるよう、さらにはお嬢様方にさまざまなお品を味わって頂く機会をご用意できるよう、他の使用人達と切磋琢磨して参りたいと存じます。

くれぐれも健康第一でお過ごしいただき、人類をおそう危機も力強く乗り越えて参りましょうね。

来年もお帰りをお待ちしております。