ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
当家きき酒師、香川でございます。
大寒が過ぎ、少しずつ陽射しにも春を感じさせるかがやきが加わってきたように存じます。
お嬢様におかれましては如何お過ごしでしょうか。
年末には燗上がりするものをという事で、冬川香純米大吟醸をご用意致しましたが、お楽しみ頂けましたでしょうか。
酒質としても、温度の上昇と共にお味や香りのふくらみを感じて頂けますので、ゆっくりじっくり味わって頂けておりましたら幸いでございます。
そうこうするうちに、あっという間に今年も12分の1が過ぎようとしてございますね。
だいぶ先と思っておりました執事歌劇団15回公演も、あと5カ月ほどでお披露目でございます。
毎日分刻みのスケジュールでいらっしゃるお嬢様でございますと、なおのこと時間の経つスピードの速さを感じていらっしゃることでございましょう。
季節感を味わって頂くため、大旦那様も様々に工夫せよとのご指示を下さいます。
その一つに、このたび新酒をご用意するようにと香川に命が下りました。
おもに秋ごろに収穫されるお米。
日本酒は寒仕込みと言われますが、冬場に仕込まれることが多くございます。
これまでの川香と異なり、醸造したてのもろみをしぼりたての状態でご用意できるのは、
この時期ならではでございましょう。
今回は酵母の選定から関らせて頂き、爽やかな香気成分と穏やかな酸味をまとった酒質を設計いたしました。
誕生いたしましたのは、『川香(せんか) はつしぼり』
その名のごとく、スワロウテイルにおいてはまさに初しぼりでございます。
原酒タイプと、日本酒はこれから試していこうというお嬢様向けのアルコール度数を低めに調整したタイプの二種をご用意致しました。
今回もティーサロンのみならず、ギフトショップでもご用意を致します。
ギフトショップでは、初しぼりについてご紹介するカードをそれぞれのタイプごとに添えてございますので、
ぜひお手に取ってみてくださいませ。
まだまだ寒い日が続きます。
お風邪など召されませんよう、お身体をあたたかくしてお過ごしくださいませ。
それでは、お早いお帰りをお待ちしておりますね。