一度は見て頂きたい映画ローマの休日がミュージカルになって戻って参りました。
この映画の製作は1953年。日本で初公開されたのは1954年で、オードリーヘップバーンが主演女優賞に輝きました。
ストーリーはヨーロッパのある国の王女が諸国歴訪の旅に出ていた。
連日の公式行事の中、初夏のローマを訪れた。ローマの子たちがお祭りに夜を徹して楽しんでいた。
王女とはいえ内実は遊びたいうら若き女の子。王女は大使館をそっと抜け出た。
王女は寝室で医師から処方された薬の効き目で夜の街頭のベンチで眠り込んでしまう。
そこへ通りかかった新聞記者のジョーブラッドレー(グレゴリーペック)。
彼はローマ訪問中のアン王女とは知らずに助け起こすが目覚めない。
放っておくことも出来ず、やむを得ず自分の下宿に連れ帰る。
翌朝出社したジョーは、支局長に見せられた新聞を見て驚く。
自分の部屋で眠る若い女性の写真が大きく紙面を飾っている。その時初めてアン王女だと知るのだった。
ジョーはアン王女おしのび見聞の特ダネを支局長に売り込む。親友のカメラマンを抱き込み王女の動向をとらえる手はずを整える。
ジョーの部屋で目覚めたアン王女は一晩泊めて貰った礼を言い、一人で街に出掛ける。
生まれて初めて街を自由にめぐり、この瞬間にしたい事をするのだった。
初夏の日差しがまぶしい永遠の都ローマ。王女にとって生涯忘れる事のない一日が始まる…。
藤堂がこの映画を初めてみた時はまだ若い頃で、非常に感激したのが昨日のことのように思います。
1998年に青山劇場で大地真央さんのアン、山口祐一郎さんのジョーで上演。同じコンビで2000年に帝国劇場で再演。
大地さんがオードリーヘップバーンそっくりに演じられ、たしか二カ月間の公演で、大地さんが賞を取られたと記憶しています。
20年ぶりの再演はWキャストで、アン王女を朝夏まなとさんと土屋太鳳さん。ジョーブラッドレーは加藤和樹さんと平方元基さんのWキャスト。ルーヴィングは太田基裕さんと藤森慎吾さんのWキャストです。
藤堂は土屋、加藤、藤森のキャストで観ました。
何度観ても心温まる名作です。お嬢様是非ご覧になられまして、大人の夢の世界に入って下さいませ。
数年前にイタリアに旅行し、ローマにも行ってきました。ジェラートを立ち食いする広場は禁止になってしまいましたが、その雰囲気に浸ることは出来ました。
今は旅行が出来ませんが、行ける時期が参りましたら是非出掛けて下さいませ。
藤堂でした。