ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
当家唎酒師の香川でございます。
今年もあと2ヶ月を切りました。
なかなか自由にならぬ日々もございましたが、想い出を増やすことはできていらっしゃいますでしょうか。
ハロウィンの催しも過ぎましたが、当家の使用人によく似た魑魅魍魎はいかがでございましたか?
個人的にはティーサロンに一升瓶が鎮座する日が来たというのは、なかなか感慨深いものがございま
え?
そんなものあったの、でございますか?
とあるお席の近くにそっと置かれてございましたから、
お気づきにならなかったとしても仕方の無いことでございます。
まあ中身もございませんでしたし…。
何があったかといいますと、
京都のハクレイ酒造の代表的な一品、酒呑童子の本醸造でございます。
山廃仕込みによるお酒。
雑菌をやっつけるために醸造するタンク内を酸性に致しますが、手っ取り早い乳酸菌添加ではなく、
昔ながらの乳酸菌育成による手間ひまかけて仕込む方法でございます。
よりまろやかでお米本来の旨みも味わえると言われております。
道理であっという間になくなるわけでございますよ。
ん?
いや、まああの、ハロウィンも終わったので一升瓶もなくなったということでございます!
さ、さて、年末年始に向けた準備も進めて参りましょうか。
空気も乾燥してくる季節。
消毒をしっかりなさってお過ごし下さいませね。
お早いお帰りを心よりお待ちしております。