ようやく季節も夏という毎日が続き、世間の夏休みまであと僅か。
離島に行く理由はリゾートかサバイバルか、悩ましい能見でございます。
お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。
今年の夏は特に大変な暑さが予想されております。猛暑のようですね。
年々厳しくなってくる気候に、私も毎日食後のアイスが欠かせません。
避暑地へいらっしゃるのもなかなかままならない状況でございますので、
お嬢様も同じ夜空の下、アイスを片手に熱帯夜をお過ごしでしょうか。
自室での楽しみを昨年から模索していた結果、行きついたひとつの答え。
最近の世情を鑑みまして、私は俗に言う「家飲み」をいたしております。
ただ単純に自室にてワインをいただくというシンプルなものなのですが、
「灯台下暗し」という言葉通り、思わぬ新発見がたくさんございました。
その一つの例として、ワインと食事のペアリングの幅が広がりました。
日常生活で手に入りやすいワインと手に入りやすい食材の組み合わせ。
よりカジュアルなペアリングに焦点を当ててみる機会を増やしました。
例えば、オーストラリアのビオ・ワインと根菜チップスのペアリング。
どの環境でも手に入る組み合わせは、グラスが進みすぎて困ります。
溌剌としたレモンのニュアンスが表出したスパークリングワインの、
スペイン産カヴァと烏賊のお刺身との重なりの自然さには驚きました。
それらの小さな発見が、日常にエッセンスを与えてくれるように。
楽しいことは探さなければ見つかることはないのかもしれません。
好奇心を常々忘れないようにと、自戒することも増えてまいりました。
能見