皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。
世知辛いご時世ではございますが、いかがお過ごしでしょうか。
私はと申しますと、この一年は友人にも会わず、この半年は都内からも出ない生活を続けております。
ただ、今年の大河ドラマの重要人物でもある徳川慶喜公の蟄居を思えば何のその。
不便を強いられてはおりますが、近郊への買い出しなどで気分を発散して難を凌ぐ日々を送っております。
先日、一般消費者も使える業務用の食材を扱っているスーパーマーケットでの買い出しの最中、見慣れない調味料を発見しました。
このスーパーには『醤』という瓶詰め調味料のシリーズがあり、中でも生姜のネギ油漬け『姜葱醤』は絶品。
蒸し鶏に良し、豚肉の生姜焼きに良し、ご飯に掛けて良し。
これだけで味がバシッと決まるほどで、売り切れていることもままある、世間でも大ヒットしている逸品とのこと。
そんな『醤』シリーズの並びで見つけたのが『青麻辣醤』です。
見た目は私が愛してやまない柚子胡椒のようですが、原材料を見ると塩漬けの青唐辛子と青花椒。
柚子の代わりに青花椒が入っているようです。
なるほど、柚子胡椒の中華版だなと推測して即買い。
夕飯にて早速試食してみます。
あー、はいはい、やっぱりね。
柚子胡椒の柚子を青花椒にした、想像通りの味。
想像通りすぎて逆に使いどころに悩むくらい。
柚子胡椒好きの自分からしたら柚子胡椒の下位互換ではと言いたくなるような想像通りさ。
何だったら赤唐辛子に赤花椒の『赤麻辣醤』の方が需要があるのではとも思えてきます。
ネットで調べると、餃子や麻婆豆腐に添えると良いとのことですが、餃子も麻婆豆腐もそんな頻繁に食するものでもありません。
これは困りました。
あとは胡瓜に絡めたシビ辛キュウリか……。
閃いた!
このまま舐めて酒のツマミにすればいいんじゃあないか!
金山時味噌の発想ですね。
塩分多めなので一度に大量には舐められませんが、チビチビやるにはちょうど良い風味です。
とりあえず晩酌のアテとして消費して、リピート購入は無いかな……。
そう思った初夏の夜でした。