新企画

想像とは心の遊びである。
自分だけを相手にする勝手な遊戯である。
(エミール・ギュスト・シャルティエ)

お嬢様、お坊ちゃま、ご機嫌いかがで御座いましょう、金澤でございます。
夏が過ぎ去っていきます…例年ですと何かしら夏のレジャーを一つは楽しんでいましたが、今年はこのご時世もあり何もせずに夏が終ります。スワロウテイルアウトドア部(非公認)の部長としては不完全燃焼な気分でございます。

クーラーの効いた自室でボーっとしていると色々な事を想像するものです(妄想ともいう)

面白い事を思いつきました、脳内アウトドアです。ここはみんなを巻き添えにしてみましょう!

歌劇団の面々が「おでかけ執事」などを時々行っていますが、私が勝手に企画をプロデュースしてみます。
いままでは、ドタバタキッチンや陶芸、伝統芸能、もふもふ体験など、インドア方面が多いのでここであえてアウトドアです!

題して「おでかけ執事 アウトドア体験編」
アウトドアと言ってもいろいろなジャンルがありますので絞ってみます

「みんなでキャンプ編」
キャンプ場にて和気あいあい楽しく過ごします。
タープを張り、火を起こし、ごはんを作る
2チームに分かれてそれぞれ別料理を作ります。出来上がりを両チーム分けあって空の下で美味しくいただきます!
ちゃんと火を起こせますでしょうか、心配です。

「みんなで魚釣り対決編」
釣り船をチャーター、船の右側と左側2チームに分かれてスタート!
一匹1ポイント、いちばん大物を釣った人には5ポイント、魚の種類によりボーナスポイントありでいきましょう、判定は責任をもって私が行います。
勝負に勝ったチームは釣りの後、釣れた魚での豪華船盛を食べられます!負けたチームはたべられません…
ですが、勝ったチームがみんなで食べよと優しい言葉、全員でいっただきま~す!

楽しそうだ、実に和気あいあい楽しそうだ
・・・・

ふ ふ ふ ふ
私の中の鬼プロデューサー魂が目覚めた

ぬるい!こんなんじゃぬるすぎる!
楽しそうじゃねーか、刺激がたりんぞ!
ふ ふ ふ 思いついた、これだ!

「おでかけ執事 無人島サバイバル編」
当家所有の無人島に歌劇団の面々を連れていきます、そこから突然一週間のサバイバル生活を告げる。
支給物は最低限の水、ナイフ一つとマッチ10本だけ、あとは自然の物や海岸の漂着物でどうにかすること。
おっ!そうだ、ディレクターの桐島くんをゲストとして参加させましょう、優しくて力持ちの彼はきっと困った時に力を発揮してくれるでしょう。
あともう一人、八幡くんも参加させましょう、絶対駄々をこねると思うので皆で楽しくバーベキューと騙して参加させましょう、もしかしたら力を発揮してくれるかもしれません。

逆境の中にこそ真の姿が見えます
みんなが分担し、島の調査、陣地作り、食料調達、僅かな食べ物を分けあって弱った者を助け、力を合わせて希望に向かい進むでしょう。
「仲間」「友情」「信頼」
乗り越えた先にはいままで以上に歌劇団の団結力は強固なものになっていることでしょう。

ふ ふ ふ ふ
つまらん!これじゃ良い話で終わってしまう
ふ ふ 思いついた!

スタート時に4日目に開けるように封筒を渡します
そこには宝の地図が入っています

4日目、みんな疲れきっている頃、あと3日もある絶望感の頃、その宝を探してみると一つのクーラーボックスを発見!
中を見ると、なんと!350mlのビールが1本!
手に取ると、
「キンキンに冷えてやがる!」
それはそれはこの1本をめぐって荒くれ者達はいままでの仲間意識がなんだったんだのか…
ここからはとても私には書けません…

その頃、私はというと島の沖合い200mに停泊したBelize 54 Daybridgeから双眼鏡でみんなの様子を時々見ながらシャンパン片手に優雅に海上のひとときを楽しんでいます
プロデューサーというのは辛いものです。

一週間経ちました。
みんな無事でしょうか、迎えにいきます
きっと髭をたくわえワイルドな姿になっていることでしょう。
伊織さんのワイルドな姿は想像しにくいのですが、かつてあの生配信で見せたウーパールーパー事件を考えると、以外とワイルド方面もこなすんじゃないかと思われ…

桟橋に近づきます。みんな元気そうです、しっかりと立って船を待っています。
金澤「いやいや皆さんお疲れ様でした!企画は大成功ですわ、わははは」
隈川「金澤さん、この度は素敵な企画を考えて下さりありがとうございました我々にとってかけがえのないものを得ることの出来た一週間でした」
金澤「おお!そうですかそうですか、それは良かった」
隈川「そこでみんなで考えたのですが、こんな素晴らしい体験は是非とも金澤さんにおみまいしてやろうと、もとい体験してもらおと思うのです」
金澤「ちょっと何を言ってるのかわからないのだが」
香川「よし捕らえろ我々の陣地に連れて行くぞ」
金澤「イヤだイヤだイヤだわーわー」
八幡「駄々をこねるじゃありません」

みんな「じゃ頑張って一週間後に」
陣地についた私に封筒が手渡された、見覚えが有りすぎる封筒

行ってしまった…

一人ぼっちになった私…
とりあえず宝の場所に行くとクーラーボックスがある
中を見ると、
なんと!350mlのビールが1本!
手に取ると、
「ぬるいぃ~」
そうか結局だれも飲まなかったんだ…

仲間か…逆境の中に真の姿が見える
一人ぼっちはさみしいな
みんなごめんよ…

その時だった!遠くから声が聞こえる
「かっなざわさ~ん」
皆が戻ってきた!
「ビールとお肉買ってきたからバーベキューやろう!」

金澤「えっ?なんでどうしてみんな怒ってるんじゃないの?」

みんな「ゆるしてやろう」
金澤「みんな~(涙)」

「実はこの島、黙ってたけど裏に当家の別荘があるんだよねー、撮影で一度来てるから歌劇団のみんなは知ってるんだよねー、快適な一週間だったよ、わはは」

金澤「なんと!」

・・・・
サバイバル編が後半完全に妄想になってしまった

とまあ色々アウトドア系も面白いんじゃないかと想像しています。

『新宝島』♪