お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。
長らくお顔を拝見しておりませんが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はと言えばこれを機に、
書庫の整理に精を出しております。
梅雨もあと少しという季節ですので、
本達を陰干ししては
戻しを繰り返しております。
とはいえ流石にこのお務めも
区切りが見えてきたところです。
本達も皆様に手に取って頂けないのは
なんとも寂しいことと存じますし、
私としてもティーサロンにて
皆様とお話させて頂く日が
待ち遠しいところです。
皆でお酒を頂く様な機会も
久しくございませんので、
世相が落ち着きを見せましたら
ゆっくりと頂きたいなと。
当たり前が
夢物語かのように感じられるのが
寂しいことでもあります。
ただ当然に受け止めてきたことを
少し新鮮な気持ちで行えるのは
ちょっと面白い気が致します。
初心に帰りなどと月並みではありますが、
改めて色々なことを
やっていけたらと存じます。
日々の有難さを忘れずに
お給仕にあたって行ければと。
皆様におかれましても、
まずは健康第一でございますし、
私共としても
元気なお姿を拝見出来るのは
何よりの幸せでございますから、
その時が出来るだけ早いことを
切に祈りながら過ごして参ります。
再会の乾杯の音頭は
佐々木に任せましょう。
上手くいきませんでしたら、私が。
多分すべるのでオチは
八幡につけてもらいます。
収拾がつかなくなりましたら星川に。
どうにかこうにか纏めてくれるでしょう。
ああでも御屋敷のパーティーですから、
音頭は皆様にお任せすることに
なるのかも知れません。油断せずに。
楽しみにしております。
才木