影山でございます。
わたくしがお嬢様にお仕えして6年の月日が流れました。
3年の月日が流れた時にわたくしの中でひと段落つきまして、これから先はどの様にお仕えしていく事が、わたくしにとってもお嬢様にとってもいいものかと考えたものでございます。
結果としてその後わたくしは執事歌劇団として活動させて頂ける事になりまして、お給仕だけではなく、歌や踊り、お芝居でもお嬢様に笑顔をお届け出来たらと思い活動を続けてまいりました。
そして気がついたら6年でございます。
その間に沢山の使用人との出会いと別れがございました。
言い方はおかしいかもしれませんが、生きてさえいれば又会う事も出来ます。
その様に思わなければこの6年という期間の中での別れの数に押し潰されていた事でございましょう。
気がついたら周りの使用人は皆昇格しており、それぞれがそれぞれの役割を考え、お屋敷を支えているのでございます。
わたくしはまだまだ未熟な部分が沢山ございます。
ですが使用人、特に歌劇団メンバーとのコミュニケーションが増えたおかげで、人との関わりの大切さをより知る事が出来ました。
これから先はどの様な道のりになるのでございましょうか・・。
とりあえず瑞沢とご飯でも食べにいきましょうか