冬の味覚が目につき始めました。
今年もまた、みなで鍋をつつき合いたいなぁと思うこの頃です。
伊織でございます。
「奇妙な名前の色たち」という本が、いつの頃からかずっと本棚に並んでおります。
その名の通り、風変わりな名前の色を紹介する本でございます。
気に入りの色は「エレファンツブレス」です。
「象の息」という名前のこの色、どんな色なのか誰も知らないというのです。
名前だけが一人歩きしている色――気になりますね。
象の息って何色なのでしょうか?
「秘色(ひそく)」も好みです。
平たく言えば青磁の色なのですが、高貴な者しか使用が許されなかったために、このような名前がついたというのです。
反対に、平民でも使ってよい色として「許色(ゆるしいろ)」という色もあるそうです。
高貴な者しか使えない色でも、ちょっと薄くするとか、名前を変える(!)とかで使ってもよいという許しがおりたのだそうですよ。名前を変えるって……。
名前の付け方というのは面白いですね。
「肉じゃが」みたいなシンプルな名付け方もあれば、名字で有名な「小鳥遊」なんて字の当て方もあるわけです。
もしかしたらお嬢様が今日目にしたアレは、実は世界で初めて発見されたモノかもしれません!
お嬢様が名前を付けるとしたら、なんと付けますか?