お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。
十一月と申しますと秋と冬の狭間の月、
暦の上では立冬がある月でもございます。
これは所謂、
太陰暦・太陰太陽暦における
暦と四季の周期のズレを
解消する為に用いられたもので、
二十四節気と呼ばれるそうです。
(補足的に申しますと、
太陰暦は月の満ち欠けを
基に作られております。
当然のことですが、
太陽が近づくと暑くなり
遠のくと寒くなる訳ですから、
月の満ち欠けと
季節の移り変わりはリンクしません。
太陽暦はその名の通り、
太陽の回る周期を基にしています。
今で言うグレゴリオ暦はこの一種。
旧暦と呼ばれるのが太陰暦です)
「二十四」と言うくらいですから、
私達が比較的馴染みのある
立春春分立夏夏至立秋秋分冬至に加えて、
先程から申します
立冬を含めるもの以外にも、
沢山の区分があるようです。
やはり神事などは
夜に行われたものですから、
お上にとっては
都合のよかった太陰暦ですが、
主に農業の場合には
昼間に作業を致しますし、
日数の正確性よりも季節の変わり目が
大事な所でもありまして、
修正案として
二十四節気が生まれたとか。
(含めたものを太陰太陽暦と呼ぶそうです)
……
閑話休題致しまして。
私としては、歴史のロマンですとか
こういった言葉を見るだけで
ワクワクしてくる所もあるですが、
どうしても漢字が増えて参りますと
小難しく感じてしまわれると存じます。
(私自身もちょっと嫌になります)
ざっくりと。
暦の上では~と申しましても、
この頃の気候を鑑みますと
まだまだ冬と言うには早いものです。
衣替えのタイミングも迷ってしまいます。
とはいえ今年は秋が秋らしいので、
それはそれで嬉しいのですが。
気候的には涼しくなって、
日の落ちるのが早くなりましたから、
お出掛けなさるのも良いとは存じますが、
読書など楽しまれるのもよいのでは。
と相変わらずの長い導入でございました……。
このところの私自身は、
中村文則「私の消滅」から始まりまして、
J・D・サリンジャー「ナイン・ストリーズ」や
サムセット・モーム「六ペンスと月」
などの古典をつまみ食い(ジャケ買いです)。
小川一水「ハイウイング・ストロール」
同著「疾走! 千マイル急行」で
王道ファンタジー(SF?)分を吸収。
いざという気持ちで十八年振りの新章「十二国記 白銀の墟 玄の月」に挑み、
奥田英朗「ヴァラエティ」
でゆっくりしているところです。
皆様はどんな本がお好きですか?
ミステリーかサスペンス、
はたまたSFやファンタジーに冒険活劇。
恋愛物かも知れない、反対に不条理かも知れない。
たまにはしっとりと
純文学をお読みになるのもよろしいかも。
お好みをお聞かせくださいませ。
勿論偏りは出てしまうとは存じますが、
何かお勧め致します。
折角ですから、貴方に寄り添う物語を。
いつでも思い出せる、そんな物語になる事を祈って。
お供のお茶は何がよろしいですか?
肌寒くなりましたから、
チャイラテなどもよろしいですかね。
お茶菓子は
つまみやすいクッキーはいかかでしょう。
ああ、でも私としては
美味しそうなマティーニにも心動かされてしまいます。
カムパネルラ、夜を共にするには
素晴らしい響きですね。
決してインソムニアには陥りませんように。
朝焼けを垣間みるのは、
心地よい気分でなくてはいけません。
いつも通りにございます。
美味しいものも一杯ですね。
是非ご一緒にお楽しみくださいませ。
P.S.
ケーキもよろしゅうございますね。
才木