桜が散ったのも、
もう去年のことのように感じられます。
そのくらいに、あっという間に、月日は過ぎて参りますね。
お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木にございます。
今年は、令和なんてものも登場しますから、
更に短く感じられるかも知れません。
とはいえそれはそれで、
過ぎ去る物の美とでも申しましょうか。
時に振り返り、懐かしんで、
あの頃も良かったものだなぁなどと、
思えるのも良いことですよね。
そう思える為にも、
今も、しっかりと、頑張らないといけませんね。
しっかり……
しか……
鹿……
鹿野「呼びました?」
呼んでないよ。
どんぐり拾っといで。
好物だろう。
佐々木「呼んだ?」
貴方は何故来た。
暖かくなってきましたので、
色々出て参りますね。
そうそう、気候的には
ようやくの春といったところで。
皆様のお召し物一つ拝見致しましても、
春だなぁと感じております。
上着を一つ無くせるだけで、
心持ちも軽やかになる気が致します。
などと考えていますと、
楽観的な性分の私は、
今年も楽しいことが沢山ありそうだ。
と思えてしまうのです。
春ですねぇ。
今夜の晩酌は、
山菜の天ぷらと日本酒に致しましょうか。
お供には、春の嵐(ゲルトルート)か悲しみよこんにちは辺りを持ってきて、
たまには文学にかぶれてみるのもいいですね。
いつの間にやら、
私の話ばかりになってしまいました。
皆様の楽しみのお話も、
是非お聞かせくださいませ。
ご健康と皆様の幸せをお祈りして。
お元気なお顔を拝見するのを、
何より楽しみにしております。
……結局、私の楽しみなことでした。
お帰りお待ちしております。
(五月は暦の上では、初夏ですけども、
暑さにはもう少し、のんびりしていて欲しいものです。寒いよりはいい気もしますが)
才木