能見に言わせれば、お好み焼きはごはんのおかずでありますし、わたくしの幼少時代を思い返せば、焼きそばはごはんのおかずでありました。
伊織です。
【炭水化物+炭水化物】もしくは【主食+主食】に目がない日本人でございますから、海外から入ってきた食事も、知らず知らずこのシンプルかつパワフルな組み合わせにしてしまったのでしょう。
お嬢様は、餃子は主食であることをご存じでしたか?
確かに以前、餃子とは皮(炭水化物)と餡(肉+野菜)の比率が大変優れた食品であるということを本で読んだことがございました。
気づいてみれば、餃子とは主食どころか、それだけで食事そのものをまかなってしまう完全食品だったのです。
ですから、餃子をごはんのおかずにするなどもってのほか……ということなのでしょうが、やっぱり白いごはんが欲しくなってしまいます。
どんなに炭水化物過多になろうとゆずれません。
力うどんも焼きそばパンも、きっとそういう欲求に勝てずに生まれ、欲求が拒めぬまま存在し続けているのでしょう。
これからも餃子定食が存在し続けることを心から願っています。