いつまで経っても秘密基地に憧れます。
伊織です。
秘密基地に求めるものとは、
1.適度な狭さ
2.快適すぎない設備
3.秘密の場所であること
以上でございます。
作っては壊され、作っては壊されを繰り返した茂みの中の秘密基地――小学生のころからそれに望むものは何も変わりません。
ポイントはやはり「秘密の場所」であり、自分だけか、もしくは仲間たちだけが知る場所であることです。まぁ……秘密じゃないなら秘密基地ではないわけですから、まさに秘密基地のアイデンティティそのものでございます。
そしてなにより重要なのは、「快適すぎない空間」であることです。広すぎないこと、物が、設備が揃いすぎていないことです。
その空間には何らかの不満があり、それを知恵と工夫で自分だけの方法で解決させること、それが楽しみであり、その果てに生まれるのが「自分だけか、もしくは仲間たちだけ」の空間となるのです。
しかし……押し入れの中に作った秘密基地は失敗でした。白熱球の電気スタンドが発する熱がこもりすぎて、夏休みに作るものではなかったと反省しております。