くぎり

年の瀬、12月です。
風邪など召されていませんか。
伊織でございます。

なんで10ではなくて12なのでしょうか。
まぁ、いろいろと、昔むかしの賢くて偉い人が12が都合がよいと判断したのでしょうか、10の方がキリが良くてしっくりくるなぁなんて思わなくもありません。
10進法にあたりまえになりすぎているから、そう思うだけでしょうか。

メートルかフィートか、なんて分かりやすいですね。たまたま1フィートがメートルで測ると半端な数字になってしまったのだろうなぁとか、日本の長さの単位「尺」にしてもそうです。
あとからできた定義に照らし合わせて半端だったな、ということが理解できます。

しかし、このフィートと尺、よくよく見てみると長さが似通っています。
どちらも人体で測った長さが元ですから、時代とともにその長さが微妙に違ってきたということはあるにしても、1フィートと1尺の値はおおよそ30センチです。
1フィート=30.48㎝、1尺=30.30㎝なのです。

偶然でしょうか?
古来、尺はもっと短かったと聞きますが、それにしても現在の値としては非常に近しい数字でございます。
東洋人と西洋人の体格差を考えると、同じように自身の体をものさしとして測るとしたとき、この数字の近さはなにがしか意図があって設定されたことではないのかと考えてしまいます。

いつだれが、どのように都合が良くて決めたことかなんて、面倒なので調べ物は隈川あたりに任せておこうと思います。
小学生のころに持たされた定規が30センチであって50センチでないところなどを鑑みると、なにかと大きすぎず小さすぎない都合良さがこのくらいだったのかなぁ、などと想像はできそうです。

では、なんでメートルは現在のこの30という長さを基準に「1」にしなかったのだろう……なんて新しい疑問もまた生まれてきますが、面倒なので調べ物はやっぱり隈川に任せておこうと思います。