秘伝のホットウィスキー

敬愛せしお嬢様へ
暦は春を刻めども、まだまだ寝床の暖かさが恋しい冬の日々、いかがお過ごしでしょうか。

冷えます日には、室内に辿り着いたときに手にする暖かい飲み物が至福でございますね。
当館にお戻り頂いたときには、いつでも暖かな紅茶がございますが、
お別宅に戻られたときのひとときや寒い夜のために、ウィスキーを使った秘伝のレシピをお届け致します。

まず一杯分のレシピですが、以下のようになります。
 ウィスキー30ml
 熱湯90ml
 はちみつ スプーン2杯
 レモン 1/8個を入れて潰す。
 オレンジなど好きな果物 1/8個を入れて潰す。

このときウィスキーは、慣れてない方であればバーボンウィスキーが良うございます。
逆にウィスキーを愛する方であれば、アイラなど様々なスコッチウィスキーの個性を合わせてみるのも愉快かと存じます。

また、先ほどのレシピを×4倍ぐらいにしていただき、ミルクパンなどで暖めて皆でお召し上がり頂く方がお勧めでございます。
より全体が熱せられ暖かくなりますし、味も良く染みてくれます。

「好きな果物」はだいたい何でも美味しくなります。
スタンダートにオレンジ。イチゴやブルーベリーなどのベリー系。ぶどう。桃。バナナ。グァバ。キウイ。さくらんぼ。それぞれ個性があって美味しゅうございます。
ただ、ライムとパイナップルは、個人的には今一つ合いませんでした。

裏バージョンというほどではございませんが、ウィスキーをブランデーやラムに変えてもよいお味でございます。
秘伝のお酒レシピで。冬の残り香を乗り越えていただけたら幸いでございます。

☆ミルクパンなどで暖めるときは、すべての材料を混ぜてから火にかけてください。お酒だけを火にかけるのは危険です。
☆加熱は湯気が出る程度までにとどめ、加熱しすぎないようご注意ください。もし鍋の水面に着火した場合は、慌てず火を止めて冷まし、温度を下げればすぐに消えます。
☆周囲の火気や換気にご注意下さいませ。