お嬢様、お坊ちゃま、ご機嫌麗しゅうございます。
先日、日本酒をティーサロンでもご用意しておりましたが、
ラベルに芝の酒と書かれているのを見つけ、ある落語の一席を思い出した香川でございます。
ただ、演目がどうしても思い出せず、浅葱に尋ねたところ
「ああ、『芝桜』ですね!」
即答でございました。
探偵を自称するだけあって頼もしい使用人でございます。
機会がございましたら、内容は彼の口から語ってもらいましょう。
さて、落語とは異なりますが、これまで観劇したお芝居の中で、グリム童話を元にした『ヘンゼルとグレーテル』という作品が印象に残った作品の一つにございます。
ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、おなかを空かせた兄妹が魔女の用意したお菓子の家に誘い込まれて食べられそうになるというお話でございます。
はらぺこ魔女が人間の子供を捕まえようと、お菓子の家を魔法で出すというシーンがやはり印象的なのですが、
「ポークスポークスヨークスマークス、お菓子の家よ、でろ~」
という意味不明な呪文を唱えておりましたのを覚えております。
まあ、
そういうセリフなんだろう。
そのように長年思っておりましたが、
今月のデザートプレートを見て愕然といたしました。
ホーカスポーカス…
そういうことだったのでございますね(ヨークスマークス意味不明)。
ギャグ満載のお芝居だったのできっと適当なセリフだろうと思っておりました。
作家の方には深い考えがあったのでございますね。お見それいたしました。
え?
ホーカスポーカスの意味でございますか?
それもお屋敷でお給仕をする使用人の口から語ってもらうと致しましょう。
お早いお帰りをお待ちしております。