お嬢様方、いかがお過ごしでしょうか。
伊織でございます。
真夏に鍋を食べる、なんて我慢くらべはお薦めいたしませんが、熱い紅茶を召し上がることは大いにお薦めいたします。
インド、スリランカ、アラブ諸国などなど、熱くて甘いミルクティーを飲むのが習慣とされている地域は、どこも非常に暑い国々でもございます。
疑問に思ったわたくしは、インドの紅茶商と直接お話しした際にどうして冷たい飲み物を飲まないのかをうかがってみました。
答えは非常にシンプルで、『体を冷やさないため』だそうです。
・内臓を冷やさないように、冷たいものは飲まない。
・スパイスを使うことで血行を良くして体を温め、活力とする。
・たっぷりのお砂糖で甘みをつけ、体力回復に努める。
というお話を伺いました。
なるほど、食や健康に対するアプローチの仕方が、一般的な日本の考え方とは違うのかも知れません。
もしかすると辛いものを食べる習慣も、体を温めたり食欲を増進したりといった、暑い環境ならではの知恵が働いているのかもしれませんね。
温かい紅茶は召し上がるのに時間もかかりますが、その分ゆったりした時間をお過ごしいただくための口実になさってはいかがですか。
ティーサロンにてお帰りをお待ちしております。