日を追う毎に、その揺らめきは増すばかり。
煌めくあなたの不思議な瞳に負けてしまいそう。
ほとばしるような熱き眼差しも、深き夜が訪れようやく落ち着きはじめて参りました。
静寂を刻むティーサロン。そのいたるところに装飾された麗しき紅き薔薇。闇の間を染めるその色は太陽の如くに輝く、情熱の貴石ルビーのようでございます。
そんな夜。貴女にお贈りしたい一杯のグラス。
カクテルの名は、
「Jack Rose-ジャックローズ」
林檎のフルーティな香り。芳醇な熟成香がまるでベルベットのようになめらかな、ノルマンディが生んだ高貴なる酒calvados。
薔薇色の色彩を現すのは甘酸っぱいザクロ。
程よい酸味にシロップの甘み。そしてトロリとした凝縮感を堪能できます。
めくるめくような真夏日の夜。今宵、貴女がこのグラスを手にすれば、
心溶かしてしまいそうな情熱と、ロマンスの世界が覗きこめるかもしれません。
古谷