Dirty Hero

日差しが映える初夏を迎え、新緑が生い茂る季節になりました。
今年のバンジージャンプスポットを探し始めた能見でございます。
お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

ライムグリーンのフルカウルバイクで西湘バイパスを攻めたい。
アメリカンで広大な北海道を走破するのも素敵でございますね。
いやいや、オフ車で木漏れ日の林道を駆け巡るのも捨てがたい。
キャンプ道具を後ろに載せて、フェリーで遠出をしてみたり…。

失礼致しました、お嬢様。私の夢物語に付き合って頂きまして。
この時期になると沢山のツーリング計画が溢れてしまいますね。
遂に今年もあっという間にこのような季節になって参りました。
梅雨が到来するまでのほんの僅かな贅沢なる時間でございます。

お嬢様にとって、バイクとはやはり恐怖の対象なのでしょうか。
確かに道路を私物化する暴走行為や改造マフラーによる騒音等、
モラルのないライダーも残念ながら世の中には沢山存在します。
一部により品位が損なわれることは大変嘆かわしゅうございます。

私にとって、バイクとは現代技術から授りし宝物でございました。
自由への扉を開けてくれる。陸続きであれば何処へだって行ける。
オーディオなんていらない。エンジン音と排気音が最高のBGM。
メットを被るその時は自分に最も素直になれる時間でございます。

さて。こんなに沢山二輪の話をしたのは初めてかも知れませんね。
初夏の陽気と芍薬の香りに誘われつい饒舌になってしまいました。
お散歩や行楽には嬉しい気候です。思う存分お楽しみ下さいませ。
ご用命があれば何時でもご用意致しますよ。豹柄のサイドカーを。

能見