新しい年の始まり

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか?

遅ればせながら、明けましておめでとうございます、
新年のご多幸を、心よりお祈り申し上げます。

年末のカウントダウンにはご一緒できずに申し訳ございませんでした。
当家某所にある鐘つき堂にて、除夜の鐘をついておりましたもので・・・。
皆様方にその音色は届きましたでしょうか。
え?
そんなものは聞こえなかったと?
・・・なるほど。
当家の方々は煩悩とは無縁でいらっしゃいますので、そもそも除夜の鐘など不要でございました。

さて、昨年は長く共に仕事をいたしました旧友ともいえる者たちが多くお屋敷を後にしました。
寂しさを感じないといえば、うそになります。
それぞれ個性はありましたが、優秀な使用人たちであり、新参の者たちの手本となる者ばかりでございました。
果たして、私は彼らのようにお嬢さま方のお役に立てているのでしょうか?

異なる人間である以上、彼らの完全な代わりとなることはできません。
私は私なりに全力をつくすしか方法はございません。
ともかく笑顔を忘れずに執事として励む所存でございます。

どうぞ、お見捨てなきよう本年もよろしくお願いいたします。