お月見の季節

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか?

猛暑も一段落し、風の気配に夏の終わりを感じるこの頃には、夕暮れ時などに一抹の寂しさを覚えることもございます。

ようやく暑さから解放されますと、そろそろ一夏の疲れが出やすくなりますので、皆様、どうぞご用心くださいませ。

さて、秋になりますと、空気が澄んでまいりまして、ひときわ夜空が美しく見えてまいります。
お嬢さま方、今年の夏は楽しくお過ごしになられましたでしょうか?

私はと申しますと、体調を崩すこともなく元気に夏を乗り切ることができました。
これも、日ごろからお嬢さま方の笑顔に接していられるおかげかと存じます。
いつも元気を頂戴いたしまして、あらためて感謝でございます。

ただ残念なのは、結局、花火を楽しむ機会に恵まれなかったことぐらいでしょうか。
その代わり、せめて良く晴れた秋の夜長、一日の仕事を終えてからは、うつくしい月の輝きでも愛でることにいたしましょう。
今年の中秋の名月は九月十五日でございますが、あまりこだわる必要もございませんでしょう。

西洋では、満月は不吉な兆しとされているようですが、わが国では古来より様々な粋人たちが、月の満ち欠けに風流を感じて、酒杯を傾けております。
それを大義名分にするわけではございませんが、ビールの季節はすぎましたので、そろそろスパークリング・ワインでも一杯片手に・・・・。

おっと、その前にお嬢さま方のお月見の用意もしませんと。
今年は、どちらの河原ですすきを採ってまいりましょうか。

では、今回はこの辺りで失礼いたします。