Natsumachi.

新緑が美しい季節へと変移して参りましたね。

麦わら帽子の支度を始める能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

遂にやって参りました、心躍る初夏でございます。

夏の足音も微かながら遠くに聞こえる今日この頃です。

能見の幼少期の夢は「海の家でお好み焼きを調理すること」。

物心つく以前から夏、専ら海が大好きだったようでございます。

私が生まれ育った街は工業が盛んな港町でございました。

船の汽笛や桟橋の開閉音に囲まれた海を展望できる街。

お世辞にも美しい風景ではございませんでしたが、

それでも潮風と波の音は私を童心に返させるのです。

愛車に跨ると海の方角へ針路を取るという習性染みた行動は、

幼き頃の記憶が影響しているに相違ないと最近認知致しました。

西海岸で規格外のハンバーガーを食べたいと無性に思い始めたのも、

世界の港町を肌で感じたいという無意識の胸懐からなのでしょう。

ここまで書き記しておきながら大切なことを失念しておりました。

我が国では夏が到来する以前に梅雨というシーズンがございます。

残念なことに暫くの間、列島は低気圧に支配されてしまいます。

お出掛けの際はお足元、そして傘のお忘れにご注意下さいませ。

梅雨が終わった暁には、ようやく夏がやって参ります。

今年はお嬢様のためにJamboreeが開催される予定でございます。

私もレゲエと砂浜とbig waveを心待ちにすることと致しましょう。

能見