自転車運転免許証

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。


庶民の足であり、スポーティーな乗り物として活躍している自転車ですが、昨今は危険運転も多くなり、今年の6月には道路交通法が改正され、運転に関してのルールがより複雑になりました。
改正当時は警察官の方々も厳しく指導していたように見受けられますが、残念ながら既に風化してしまったようにも感じます。

そんな時に常々挙がる世論として「自転車を免許制にしては?」というものがあります。
交通ルールの教習を受け、自転車運転を許可制にするというものです。
しかし、私は疑問に思ってしまうのです。
「世間の皆様は、小学生の時に自転車教習を受けて、自転車運転免許証を貰っていないの?」と。

そうなのです。
私の出身地域では「小学校高学年で自転車免許を取得する」ということがごくあたりまえに行われており、大人になるまでそれが当然だと思い込んでいたのです。
校庭や裏庭にコースを造り、道路標識の見方を学び、一時停止や右折左折の手信号を交えながら実地訓練を行い、合否を判定される。
合格しても、学区の外への遠出は出来ない。
そういった厳しさや縛りにより、子供ながらに「自転車に乗るのは大変だなぁ」と思っていました。
「自転車に乗れる」ということは「乗る能力がある」と同時に「乗る資格がある」という意味が含まれる、行動には責任が伴う、それを義務教育の段階で刷り込まれていました。

街中で乱暴な運転を見かける度に、自転車教習の必要性を痛感する今日この頃です。
皆様もご帰宅やお散歩の際などには、くれぐれもご注意ください。