秋いろいろ

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか?

狂おしいほどの暑さも、いつか遠くに去りまして、秋の気配も濃厚でございます。
色づきはじめた木の葉に、どこか寂しさも感じられますが、日々の涼しさに惹かれるように、夏の盛りとはまたちがった楽しさも登場してまいります。

行楽の秋。
日差しもほどよく、空気も爽やかに感じられてまいります。
うつろいゆく季節を肌で確かめながら、野山を歩かれたり、風光明媚な土地を旅して見分をお広めになるのもよろしいでしょう。

芸術の秋。
コンサート、観劇、絵画、博物館。
興味深い展覧会や、粋を凝らした出し物の数々。
当家のお嬢さまには必須の教養と良質の感性を磨いてくださいませ。

スポーツの秋。
熱中症の心配や日傘ともお別れでございます。
汗を流すには、絶好の季節となりました。どうぞ健やかな体を育んでくださいませ。
当家の肉体派、伽地や桐島もお言いつけになるまでもなく、インストラクターの任を買って出ることでございましょう。

と、秋にはさまざまな楽しみがございます。
お嬢さまのお出かけには、もちろん司馬も喜んでお供したいところでございますが、生来の出不精気質ゆえ、お屋敷で留守番の役目を仰せつかることにいたします。
こころゆくまで満喫することにいたしましょう。
読書の秋、を。

では、今回はこの辺りで失礼いたします。